単身赴任中の夫が徐々に帰省しなくなるのは浮気のサインかもしれません。
夫が帰ってこないのでこちらから行くと言えば全力で断るなどの様子があれば、浮気はほぼ確実だと考えられます。
ひとりで独身気分を満喫し浮気相手と遊びまわっているとしたら、本当に許せないことです。
一緒に現地に行きたくても子供がいて転校できない、年老いた両親の面倒を見なくてはならない等の理由があれば、単身赴任もやむをえません。しかし、このまま放置すれば夫が浮気相手に本気になってしまうかも・・。それだけは阻止せねばなりませんね。
今回は単身赴任中の夫が浮気していることが発覚した場合、どうすべきなのかを考えていきたいと思います。
目次
単身赴任中の夫は独身だと勘違いしがちです
深夜遅く家に帰っても、文句を言われることもなく、家に女性を連れ帰っても大丈夫という状況は夫を奔放にさせます。しばらく味わえなかった独身気分を満喫し、女性と遊びまくるはずです。妻子が待つ自宅への帰省もおろそかになれば、ほぼ確実に浮気していると考えられます。
妻子が家にいないと遊びまくるのは男性の本能
家で妻子が待っていると思えば、帰宅時間も気にしますし、飲み会なども頻度も抑えて出席します。しかし、単身赴任で家には自分しかいない。いつ帰っても怒られることもない。女性を連れ帰ってもバレることがない状況は何かを狂わせます。
あなたと離れて暮らすという事は性的な欲求も満たされない状態でいるのは間違いありません。そこへ現地の女性との出会いがあれば、簡単に誘いに乗ってしまうのも無理はないでしょう。浮気が本気になり、自宅に帰省もしたくなくなれば、夫婦関係の危機といっても過言ではありません。はじめは単に性的な関係を持つだけの間柄だったはずが、いつしか本気の恋愛に発展するケースも単身赴任中の浮気ではよくある話です。
独身感覚あまり遊んでいなかった夫はドツボにはまる
独身時代は誰と交際しようが、どんな関係を持とうが自分の勝手です。しかし一度結婚してしまえば、常に妻の監視の目が光っています。特に独身時代にあまり遊ばずにあなたと結婚したという夫は要注意!独身時代を満喫できなかった分、単身赴任中にハメを外しがちになる傾向が強まります。
女性好きの夫は浮気にのめり込む可能性も
元々女性好きの夫であれば、単身赴任は大チャンスと考えています。自由奔放に遊び、まるで自分が独身時代に戻ったかのような感覚に陥ります。結婚前から女性問題が絶えなかった夫は、間違いなく浮気しているといえるでしょう。
不倫というシチュエーションは、浮気して遊ぶ行為の絶好のスパイスです。禁断の関係は不倫を燃え上がらせてしまいます。しかも、ストップをかける妻がいなければ、本格的に浮気相手にのめり込む可能性があります。「妻子を捨ててもこいつと一緒になりたい」等とばかげた考えをするのは、女性好きの夫にありがちの行動です。
夫の家を突撃訪問しても浮気の証拠を掴めるかどうかは未知数
「掃除しにいこうか?」「たまには顔を見たいから・・」と言っても「来なくていい」「忙しい」と頑なに訪問を断る夫は、浮気している疑いが濃厚です。不安なあなたは「じゃあ突撃訪問して確かめよう」と考えるかもしれません。しかし、実際に突撃訪問しても浮気の証拠を押さえられるのかは未知数と言えます。なぜ、アポなしで夫の家を訪問しても浮気の証拠は得られないのでしょうか?
自宅だけが浮気場所ではないから
夫が単身赴任中だからといって、浮気相手と逢瀬を重ねるのが自宅ばかりとは限りません。あなたが突撃訪問して浮気中の現場を押さえられれば別ですが、女性がいない限りは行っても無駄かもしれません。
半同棲状態であれば別ですが、単なる浮気であれば自宅に女性を呼び寄せていないことが多いものです。近所の目もありますし、浮気相手は自宅には呼ばずにラブホテルや浮気相手の自宅で会っている可能性が高いと言えます。意を決して自宅訪問しても、証拠が押さえられるかどうかは運次第と考えられます。
浮気相手がいた痕跡があっても言い逃れできるから
夫の自宅に女性の私物らしきものがあっても、それが確実な浮気の証拠にはなりません。例えば女性用の化粧品などがあっても、「拾った」と涼しい顔で答えられれば、どうすることもできないのが現状です。言い逃れできるものは浮気の証拠にはならないからです。
避妊具やアダルトグッズが夫の赴任先に隠されていても、残念ながらそれらも浮気の証拠にはなりません。限りなくグレーな状況といえますが、夫が「興味本位で買った」「君と使おうと思ってた」「パーティのビンゴ大会で貰った」といえば言い逃れできてしまうからです。
家族の写真などを片付けていても「掃除した」「寂しさが募る」と言えるから
赴任した当時は自宅にあなたや子供の写真が飾っていたのに、突撃訪問したらすべて片付けられていても、浮気の証拠にはなりません。浮気が疑われる夫の自宅に行った際に、家族の写真がなかったので浮気は確実だ!!と考える女性は多いですが、いくらでも言い逃れできてしまいます。
「どうして家族の写真を片付けたの?」「誰か家に入れたの?」と聞いても「掃除した時にしまったままだった」「お前たちの顔を見ると帰りたくなるから・・」ともっともらしいことを言って逃げるはず。突撃訪問して証拠を押さえようとしても、効果があるものが得られる可能性は極めて低いかもしれません。
浮気の証拠になるものとは?
「浮気の証拠ってなに?」と聞かれたら、「浮気相手とのメールやライン」「浮気相手との2ショット写真」と答える方が多いかもしれません。ですが、これらの物証は証拠としては大変弱く、裁判などに発展した場合は浮気の証拠としては認められません。では、法的にも有効な、ゆるぎない浮気の証拠とはいったい何なのでしょうか。
法的に認められるのは『不貞の証拠』だけ
法的に浮気と認められるのは、既婚者が自分の意思で第三者と肉体関係を持った証拠のみです。この証拠を不貞の証拠といい、夫が他の女性と確実に肉体関係(不貞関係)を持ったことが証明できるものでなければなりません。ズバリ、性的な関係の有無だけに焦点が当てられます。いくら怪しくても「確実に」性的な不貞関係があったか否かが重要です。
『夫が他の女性とラブホテルを出入りしている鮮明な写真や動画』『夫が浮気相手の家(もしくは赴任先の自宅)を最低でも3回以上出入りする鮮明な写真や動画』のみが不貞の証拠になります。つまり、あなたが夫の赴任先にアポなしで訪問して怪しいメールやライン、2ショットのキス写真、避妊具、女性用の化粧品などを見つけても「不貞の証拠」にはなりません。前述した通り言い逃れできるものは『不貞の証拠』にはならないからです。
なぜ自宅は複数回の不貞の証拠が必要か
ラブホテルは性的な行為をする場所として広く認識されています。ですが、自宅はプライベートな空間ではありますが、性行為をする場所ではありません。夫が自宅に招き入れたり、浮気相手の自宅を訪問している証拠写真は、1度だけでは浮気とは認定されません。
「お茶をごちそうになっただけ」「相談に乗っていただけ」と言い逃れができます。男女の関係だったと立証するには、複数回の出入りが必要です。最低でも3回以上、出来れば5回程度の証拠が欲しいところです。滞在時間や部屋の電気が消えた様子、二人きりで家にいた証拠なども併せて欲しいところです。
夫を反省させるためには不貞の証拠を押さえよう!!
あなたが単身赴任中の夫を反省させるためには「不貞の証拠」が必要です。証拠もなく問い詰めても、100%言い逃れします。ましてあなたは離れて住んでいるのですから、夫はいくらでもアリバイを作ることができます。ここはどうしても言い逃れできない不貞の証拠が必要です。
探偵に浮気調査を依頼しよう
前述した通り、不貞の証拠はラブホテルを出入りする鮮明な画像や動画、家を出入りする鮮明な写真や動画を最低でも3回以上撮影しなければなりません。離れて住んでいるあなたが証拠を押さえるのは非常に困難。また、証拠の写真や動画は「私ではありません」と相手が言えないほど精度の高いものである必要があります。素人が尾行して写真や動画を撮影しても、ほぼ不貞の証拠として認められません。ここは調査のプロ・探偵に証拠を押さえてもらうべきです。
大きな探偵社で全国に支部があれば、わざわざ現地まで赴く必要はありません。該当する土地の調査員が依頼を受けて、指示通りに調査を行います。また、小さな探偵社でも交通費をプラスすれば、満足のいく調査をするはずです。家から遠いから・・といって諦める必要はありません。日本全国、どこでも夫の単身赴任先を調査することができます。
不貞の証拠を提示して夫と話し合う
不貞の証拠を押さえたら、夫に浮気を問い詰めましょう。今までは浮気を認めなかった夫でも、不貞の証拠を提示されれば諦めます。いさぎよく、あなたに謝罪するはずです。
あなたが離婚を望まず、再構築を考えているのであれば、ここでシッカリとお灸をすえます。「今度見つけたら離婚する」「二度目は絶対に許さない」ことを伝えてください。夫婦間であっても示談書(和解書)を交わしておくと安心ですし、公正役場に持っていき公正証書にしてもらえば、示談書も立派な不貞の証拠になります。
夫が認めない、もしくは離婚を考えているのであれば調停や裁判の準備を
不貞の証拠を押さえても「俺は浮気していない」「俺を貶めようとしている」と言い張る夫やあなたが離婚を考えているのに応じない夫には法的手段に出る必要があります。調停や裁判に発展する可能性も視野に入れて行動しましょう。
万が一、裁判に発展しても、不貞の証拠があれば夫の浮気は認められます。証拠もない状態で裁判を起こせば、あなたが不利になるケースもあります。夫がすべての証拠を隠したり、浮気相手と会わないようにするなどの対策をとれば、証拠を押さえるのは難しくなります。不貞の証拠を押さえるならば、夫に気づかれることなく行うのが鉄則なので注意してください。
浮気相手に慰謝料請求もできる
不貞の証拠があれば浮気相手にも慰謝料請求ができます。この際、浮気相手の氏名・住所が必要なので、浮気調査時に一緒に浮気相手の素性調査を行うとスムーズです。女性宛に内容証明を郵送して、慰謝料を請求してください。
先方が浮気を認め、慰謝料の支払に応じるようであれば示談書を作成し、署名捺印してもらいます。この示談書も公正証書にしておくと、後々便利です。万が一、慰謝料の支払が滞った場合も、公正証書であれば裁判を起こさずに強制執行ができます。必ず示談書を作成したら、公証役場に持っていくようにして下さい。
浮気相手が「あなたのご主人とは浮気していません」「言いがかりです!」と慰謝料の支払を拒否した場合は調停や裁判で決着をつけることになります。ですが、不貞の証拠があれば、あなたの訴えは認められるので心配しないでも大丈夫です。
浮気相手が既婚者だと知らない場合は罪に問えないケースも・・
単身赴任中の浮気で時折あるのが、夫が独身者を装って浮気相手と関係を持つケースです。妻と一緒に暮らしていないことが、夫の行動を大胆にさせてしまい、独身のふりをして女性に近づいてしまうのが原因です。
浮気相手に慰謝料請求ができるのは、「夫が既婚者と知っていて不倫関係になった」場合のみです。夫が完ぺきに独身者を装っていた時は、浮気相手も騙された側・・つまり被害者になるため慰謝料請求は出来ません。未婚男性と思ったので交際した、関係を持ったということになれば慰謝料の請求は不可能なので確認しておきましょう。
単身赴任中の浮気防止策とは!
単身赴任中の夫にお灸をすえる意味でも、離婚する場合でも不貞の証拠が必要なのは分かりました。でも、一番重要なのは浮気前の対策法です。気が緩みやすい単身赴任時にできる浮気防止策を知っておくと、安心かもしれません。
会いに行ける時は会いに行こう
『亭主元気で留守がいい』という言葉が1980年代の流行語になりましたが、あなたも同様に考えていると痛い目を見る可能性があります。家族のために単身赴任している夫を大切に思うことが重要です。「いないとラク」「帰省してこなきゃいいのに・・」というあなたの思いは伝わってしまいます。会いに行くのも面倒だという考えは捨てるべきです。
毎週とは言いませんが、会える時は会いにいきましょう。そしていつもありがとう、一人で大変ね・・という気持ちを伝えることです。また、会えば夫婦関係も持つことが出来るので、夫の欲求不満も解消します。心身ともに夫を満たすことができれば、浮気の可能性も大幅に減るのではないでしょうか。
会えなくてもスカイプなどで連絡を密にしよう
飛行機に乗らないと会いに行けないような遠方の地に単身赴任であれば、頻繁に会えません。そんな時はスカイプなどを使って頻繁に連絡を取るようにしてください。夫や部屋の中の様子も分かるので、変化があれば早い対策が出来るはずです。
単身赴任中の夫のお金の流れを把握しておこう
クレジットカードや携帯電話の明細書は赴任先に転送せずに、あなた自身で管理できる状態にしておきましょう。急に請求が増えた、怪しい利用明細があれば早い段階で浮気が発覚します。単身赴任中の夫のお金の使い道はあなたが管理しておくと安心です。
単身赴任中の夫の浮気は見つけにくい!不貞の証拠を掴んでお灸をすえて!
家族と離れて暮らす単身赴任中の夫は、普段より浮気しやすい状況に陥ります。妻の目がないことから独身気分で遊びまくり、深い関係になってしまうケースが後を絶ちません。
しかし、単身赴任中の夫の浮気の証拠を抑えるのは非常に困難です。突撃訪問しても、法的に有効な不貞の証拠を押さえることは、ほぼ不可能。夫を問い詰めても絶対に浮気を認めませんし、時間の無駄です。ここは探偵に不貞の証拠を押さえてもらい、夫に浮気を認めさせるしか方法はありません。
密に連絡を取る、頻繁に会いに行く、お金の流れを把握することで多少の浮気防止にはなりますが、完璧に防げるかと言えば難しいのが現実です。単身赴任中の夫の様子がおかしければ早めに浮気調査をし、本気にならないうちに解決することが大切です。