夫の浮気が判明!「体だけの関係だし家庭を壊すつもりはない」等と謝りますが、信じていいのか分からなくなりますよね。「離婚したくない」と言いますが、そんな勝手なことって許されるのでしょうか。実際に家庭を壊すつもりは無いといっても、妻にしてみれば身も心もボロボロのはず・・。こんな夫の言葉を信じるべきなのか、離婚すべきなのか、どうしたらいいのでしょうか。
今回は体だけの浮気で気持ちはなかったという夫について、じっくり考えてみたいと思います!
目次
体だけの関係なら浮気にならないの?
「体だけの関係だから・・」これ、実は男性がよく使う浮気がバレた時の常套句です。「気持ちは浮気相手には行っていない、体が目当てだったんだから許してくれよ」と言ってるのも同様に聞こえます。でも、そう言えば許されるわけではありません。身体だけの関係こそが立派な不貞行為です。気持ちがあったかなかったは一切関係ないのです。
浮気の定義ってなに?
浮気とは、一般的に配偶者以外の異性と自分の意志で性的な関係になることをいいます。この際の浮気は不貞行為と呼ばれ、犯罪にはなりませんが民法上は違法行為に該当します。夫婦は結婚した際に、お互いに貞操義務が発生します。貞操義務に反する行為を行えば、パートナーに不貞行為を理由に離婚請求することもできます。簡単に浮気といいますが、それくらい罪深いことだというのを覚えておかなくてはいけません。
体の関係が無かったら浮気にならない・・はずがない!
では、夫が体の関係もないプラトニックな恋愛をしていた時はどうなるのでしょう?実は女性の多くが「体だけの関係ならまだ許せるけど、心が浮気相手にいったら許さない!」と思っているというデータもあります。実は民法上の「不貞行為」には、恋愛感情の有無は一切含まれません。たとえ夫が、他の女性に恋愛感情を持っていたとしても体の関係がなければ、何のお咎めもないのです。
感情があろうがなかろうが、体の関係があれば不貞行為ということになります。ですから、夫が言う「体だけの関係だから・・」というのは何の意味もなしません。身体の関係があれば、それは100%浮気、不貞行為であるのは間違いないからです。
夫が言う「体だけの浮気」の意味は「好きなのはお前だけ」という意味か
夫が言う「体だけの浮気だから」「気持ちは相手にはいっていない」「離婚するつもりはない」等という言葉は、「好きなのはお前だけ。浮気したのは体目当て。男なんだから仕方がないだろう、許してくれよ」という意味と同様だと考えられます。男性は女性より性的衝動が高いのは誰しもが知っていることでしょう。身体の構造上、性的な衝動があればブレーキが利きにくいということをあえてアピールして許しを請う戦法のつもりなのでしょうが、すごくズルイ言い訳に聞こえますよね。
風俗みたいなものだと言いたい?
風俗に恋愛感情を持ち込む人はいないですよね。風俗は多くの場合、性欲処理に使う場所です。多分あなたの夫は、浮気したのは風俗と同等だということをあなたに伝えたいのかもしれません。風俗は全てのサービスをお金で購入したものです。しかし、浮気は違います。あなたの夫は「単に体だけの関係だ」とは言っていますが、実際にどうだったのかは分からないままです。もしかしたら恋愛感情が含まれているのかもしれないし、あなたが知らないだけで長期間に渡って関係を継続しているのかもしれません。
また、相手の女性が夫に対し、どう思っているのかさえ不明です。好意を持って関係に及んでいるとしたら、それはすでに「体だけの関係」ではないですよね。風俗と同等のようにあなたに伝えたかったのかもしれませんが、夫の言葉を鵜呑みにするのは止めた方が良さそうです。
「好きという感情は妻にある」アピールで許してもらおうという狙い
あなたに言うように「家庭を壊したくない」「離婚する気はない」は間違いなく本音です。浮気をするほとんどの男性は家庭を壊すつもりで浮気はしていません。ほんのアバンチュール、若い女性を抱きたい、出来心で・・など理由はさまざまですが、本気になって浮気相手と結婚したいなどと言いだすケースはごく稀です。あなたに「体だけの関係だった」というアピールの真偽は別にしても、妻と別れるつもりがないのは明らかではないでしょうか。
なんとかして妻に許してもらおう、目をつぶってもらおうという必死のアピールが「好きなのはお前だけ。浮気は体だけの関係だった」という言葉に含まれています。あまりにも勝手すぎて笑ってしまいそうになりますが、現状では夫は許してもらって、元の生活に戻りたいと思っているのは確実です。
他の人と関係をもつ=妻に不満があるというわけではない
どんな言い訳をされたとしても、心底傷ついているのはあなたです。浮気をされたうえに、勝手な言い訳ばかりを並べたてられて、憔悴しきっているはずです。夫が他の人と関係を持つということは、私に不満があるからなのか・・そう考えているのではないでしょうか。
不満はなくてもそばに女性がいれば手を出してしまう男性がほとんど
浮気をしたくせに「体だけの関係だった」と平気な顔をして言うような夫は、そばに手を出せる女性がいれば簡単に手を出します。妻に不満があるとか、ないとかの問題ではありません。妻とは違う(新鮮に感じる)女性を抱いてみたかった・・それに尽きるのではないでしょうか。
妻に不満があって浮気をした場合は、グチグチとその理由を並べるはずです。「最近、話をきいてくれず寂しかった」「セックスを拒否されていたのでつい、浮気してしまった」等、浮気した理由を言うでしょう。その場合は妻に対して何らかの不満があった・・というようなスタンスの言い訳を言います。あなたの夫のように「体だけの関係」「気持ちはお前にある」というケースは、あなたに対して何の不満も感じていないはずです。
欲求不満になればまた浮気する可能性も
あなたの夫は好奇心や性欲が強いタイプではないでしょうか。そのような男性は一度浮気を許してもらうと、再び何かのキッカケで浮気をするチャンスを狙うかもしれません。「体だけの関係」と言って許された経験があれば「もしまたバレても同じ理由で乗り切れる」と勘違いしてしまう可能性があります。では、どうしたら彼の浮気を防げるのでしょうか。
今度浮気をしたら離婚だとハッキリと伝えよう
もし、あなたが今回の浮気は許して再構築したいと思うのなら、「二度目は許さない」ことをキッパリと伝えるべきです。他人行儀に思えるかもしれませんが、夫に誓約書を書かせるのも一つの方法でしょう。もう二度と浮気しない旨を明記し署名捺印してもらい、公証役場で公正証書として保存しておくべきです。その際、万が一浮気をした場合の罰則(離婚や慰謝料など)を盛り込んでおけば、かなりの抑止力が働くはず。さすがの夫も「体だけの関係だった」と気軽に浮気をすることはできなくなります。
妻が大切だから浮気はしないは難しい!妻にバレたら離婚だという現実を突き付けて
「私のことを大切に思うならもう浮気はしないで」・・この言葉で浮気を止めるような男性であれば、初めから浮気はしていません。妻は大切だけど、他の女性とも遊びたいからこそ、体だけの関係だという言い訳で浮気をするのです。「私のことを大切に思ってほしい!そして二度と浮気はしないでほしい」というあなたの気持ちは理解できますが、浮気する夫はそれほど甘くはないはずです。だからこそ前述したような誓約書を使い、強制的に浮気を防ぐ必要があるということだけは覚えておいてくださいね。
怪しい様子があれば浮気調査をしてもいい
誓約書を書かせるか否かはあなたの判断や状況に因りますが、浮気がバレたあとも夫に怪しげな様子があれば、一度浮気調査をしてもいいかもしれません。浮気調査をして不貞の証拠(決定的な浮気の証拠)を押さえることができれば、関係性や浮気の継続が明らかになります。身体だけの関係だと言っていたはずなのに、もっともっと深い関係だった。・・もしかしたら、そんな新事実を掴むことができるかもしれません。
浮気が続いていることが判明したら、今度は「気持ちはお前にある」などという言い逃れはできませんし、浮気相手が分かれば慰謝料請求も可能です。また、怪しい様子があっても調査の結果シロであれば心配する必要もなくなります。「気になって気になって仕方がない」という状況が続くのであれば、一度探偵に相談してみてはいかがでしょうか。
体だけの関係で気持ちはないと浮気する夫は誓約書で未然に防ぐ方法が効く!
「浮気相手とは体だけの関係」「好きなのはお前だけ」「離婚する気はない」と言い訳する夫は、浮気が発覚した以降もキッカケがあれば同じことを繰り返す心配があります。あなたと別れたくないという気持ちは本音だと思いますが、本能のままに行動するような幼稚な夫は、一度浮気が許されると「今度も大丈夫だろう」と変な自信を持って過ちを繰り返す可能性があるからです。
二度と浮気させたくないのであれば、罰則付きの誓約書を書かせて公的な文章として残しておきましょう。未然に浮気を防ぐためには一番有効な方法です。とにかく「もう二度と浮気は出来ない」ということを頭に入れてもらわねばなりません。ただ、その後も怪しい様子があれば探偵に浮気調査を依頼して、不貞行為の有無を確認してもらうといいでしょう。