【探偵は費用が高いから友達に浮気調査を頼みたいけど大丈夫なの?】
夫に浮気している疑いがあれば、どうにしかして証拠を押さえたい!と誰しもが考えるのではないでしょうか。
そうなるとしたら、やはり確実なのは尾行調査!二人揃ってラブホテルへ出入りするところなどを激写して証拠として残したい・・大多数の女性はそう思うでしょう。
尾行調査などの浮気調査は探偵に頼むのが一般的ですが、気になるのはその費用。
予算も少ないし、詐欺まがいの探偵に頼んで高額な費用を請求されたらどうしようと考え、二の足を踏んでいる方もいると思います。
「友人に浮気調査を頼めばバレないし、お金もかからないから友達に尾行してもらえばいいのでは?」と考える人も多いようですが、果たしてそれが本当に良いことなのか判断に難しいところですよね。
今回は友人に浮気調査を頼むことと探偵の浮気調査の違いについて確認していきたいと思います。
目次
友人に浮気調査を頼むことのメリット・デメリットとは?
「尾行して浮気現場を押さえるだけなら、別に探偵じゃなくてもいいのでは・・?」そう思い、浮気調査を友人に依頼したい!と考える人もいるようです。
しかし、その前にやはり確認しておきたいのが友人に頼むことで発生するメリット・デメリット。良い面もありますが、悪い面だって当然あります。
こんなはずじゃなかったと後で後悔しないためにも、友人に浮気調査を頼む際に発生するであろうメリットとデメリットについて知っておきましょう。
友人に浮気調査を頼むメリット
費用が安い又は、かからない
友人に浮気調査を頼めば、安い費用で浮気調査ができるのが最大のメリットかもしれません。
「いいよ、タダでしてあげるよ!」「私が絶対に証拠をおさえてあげるから!」と言ってくれるのは頼もしく、ありがたい限りですよね。
協力してもらったお礼をするといっても、業者の浮気調査に比べると費用を安くなることはほぼ確実だと思います。
探偵に浮気調査を依頼すれば、調査内容や状況証拠の有無にもよりますが、最低でも数万円から数十万円は掛かります。
その点、友人に頼めば無料もしくは交通費程度で浮気調査が可能になります。浮気調査はしたい、でも予算がない・・そんな時であれば友人に浮気調査を頼みたいと考えるのは当然のことかもしれません。
融通が利きやすい
探偵に調査を頼むとしたら、前もって「この日に調査をしよう」と相談し、準備をしなければなりません。
予め調査員を手配し、浮気調査に必要な精密カメラや移動用の車などを準備する必要があります。
何らかのトラブルがあって、当日の調査がキャンセルになっても調査員を手配していますから、多少の人件費などの支払が必要です。
特に夫がいつ浮気するのか不明な場合、このような調査のキャンセルなどが発生する危険性が高いといえます。
その点、友人に浮気調査を頼んだ場合、「夫から残業だと連絡が入ったから今晩調査してもらえる?」の電話一本で済みます。
また、「今週末に浮気相手と会いそうだったけど天候が悪くて中止になったみたい」と言う場合でもキャンセル料は必要ありません。
綿密な打ち合わせもいらず、煩わしさがないのも友人に浮気調査を頼むメリットなのかもしれないですね。
友人に浮気調査を頼むデメリット
様子が怪しくてバレる危険性がある
一般人が考える浮気調査と言えば、尾行調査が思い当たると思います。
探偵はプロですので様々な研修や訓練を受けて、ターゲット(夫や浮気相手)にバレることなく尾行し、証拠写真を押さえます。
しかし、素人が尾行をすると様子が怪しげになり、尾行していることが夫にバレてしまうケースが多いのが実情です。
必要以上にくっつきすぎたり、電信柱に隠れるなどし、まるでドラマに出てくるような尾行方法で明らかに怪しい行動をしてしまいがちです。
浮気調査は絶対にターゲットにバレてはいけないというのが、最も重大かつ大切なポイントです。
尾行されているのが悟られてしまえば、以降の調査は出来なくなる可能性が高くなるということを覚えておきましょう。
鮮明な写真や動画の撮影ができない
浮気現場を押さえるということは、すなわち浮気現場の写真なり動画を撮影することになります。
あなたの友人が撮影してくれたとしても、その画像は鮮明に映っているでしょうか?
暗闇や車で走行中の夫の写真をプロ並みの鮮明度で撮影するのは、ほぼ不可能に近いと考えられます。
法的に浮気の証拠として認められる写真や動画は「鮮明かつ相手が言い逃れできないほどハッキリ撮影されていること」が第一条件です。
スマホや個人が趣味で持つカメラなどで太刀打ちするのは困難かもしれません。
せっかく尾行に成功したとしても、裁判などで使える証拠写真を撮影するのは難しいといえそうです。
何らかの事故の発生に対応できない
あなたの夫が自家用車に浮気相手を乗せて行動している時は、友人も車で尾行しなければなりません。
見失わないように、でも尾行していることがバレないように・・と運転するのは、かなり難しいと考えられます。
友人に浮気調査を依頼して一番怖いのが事故です。
見失っては困るから・・と慌てて赤信号でも飛び出して、交通事故が発生するケースが後を絶ちません。もし、あなたの友人が事故を起こし、友人だけではなく他人も事故の巻き添えに合わせて怪我でもしたら大変なことになるでしょう。
浮気調査が夫にバレるバレない以前に、自分が頼んだことが原因で交通事故を引き起こすことがあってはいけません。
尾行調査の訓練を受けていない素人である友人に浮気調査を依頼する際、最も怖いのが「事故」だという認識が必要です。
浮気相手と夫にバレなければ友人に調査を頼みたいと思うのは危険
お金が掛からない、気ごころ知れた友人だから何でも頼みやすい・・そんな認識だけで友人に浮気調査を考えるのは避けた方が良さそうです。
お金が掛からないのはあなたのメリットになりますが、果たして友人にとって、それは最善の方法といえるのでしょうか。
友達だから何でもやってあげるよ!とは言ってくれても危険は一杯
でも友人が「チカラになるよ!」と言ってくれるのだから、甘えてもいいのでは?そう考える人も勿論います。
友人ですから、あなたのことを心底助けたいと思っている。
そして、夫の浮気に気持ちの余裕が持てず、友人の親切に甘えたいとあなたが思うのも仕方がないことかもしれません。
でも、あなたが想像する以上に浮気調査、尾行、張り込み調査は難しいものです。
そして危険がたくさん潜んでいます。
探偵にとっては「張り込み」「尾行」でも、素人がやれば「ストーカー」
「張り込み」「尾行」「聞き込み」などの行為は、実は法律で規制されています。
探偵業業務の適正化に関する法律第2条第1項によって、探偵が依頼を受けて実地調査を行い当該依頼者に報告する業務が認められています。
つまり、探偵として届出を提出している者は尾行調査は認められていますが、届出を出していない人物が行えば犯罪になります。
夫の浮気調査を友人に頼めば、あなたは知らず知らずのうちに大切な人に違法行為をさせていることになります。
そんなつもりはなかった、夫の浮気を確かめたかっただけだ・・と言っても、夫や浮気相手が「つきまとい」を受けたと感じれば、それはストーカー法に抵触する可能性があるのです。
結局は『浮気の証拠』として認められないことが多い
運よく夫の尾行に成功し、ラブホテルに出入りする瞬間を友人が写真撮影に成功したとしましょう。
ですが、慰謝料請求や離婚裁判で証拠として認められるのは、該当者が言い逃れできないほど鮮明かつ信憑性の高いものだけに限られます。
少しでもボケていれば「私ではありません」と言われてしまいます。
滞在時間の証明なども出来なければ、「性行為できる時間は滞在していません」と言われ、逆に名誉棄損だと訴えられる恐れもあるのです。
素人であるあなたの友人がいくら一生懸命尾行し、写真撮影に成功したとしても証拠として認められなければどうしようもありません。
友人関係に亀裂が入る可能性も
友人に浮気調査を依頼するといっても、すべてが成功するわけではありません。
大多数が失敗し、浮気の証拠を得るどころか友人関係にヒビが入ることも多いというのが現状です。
友人は苦労して尾行し、うまく2ショットの撮影に成功したとしましょう。
しかし、そのほとんどが法的に有効な証拠『不貞の証拠』とは認められず、苦労が実るとは言い難い状況になります。
また、依頼した側も「あなたが証拠を押さえてくれると言ったから安心していた」「綺麗に撮影できないのであれば頼まなかったのに」等と不平を感じることも・・。
浮気調査は時間との戦いです。
発覚してから時間経過が長引けば長引くほど、関係は深くなります。
また、場合によっては浮気相手と破局を迎えてしまえば、一生夫の浮気があやふやになることも覚えておきましょう。
友人側は「浮気調査をしてやったのに」と、あなたに文句を言われれば不服に感じるでしょう。
また、あなたも「自分からしてくれると言ったのに大した証拠を押さえてくれなかった」と不満に思うはずです。
浮気調査を友人に頼んだ場合、友人関係すら破たんする危険性があります。
以上の点を考えると、安易な気持ちで友人に浮気調査を依頼すべきではないことが分かりますね。
お金をかけてプロに依頼したら要望もクオリティも求めることが出来る
確かに友人に依頼するよりもプロである探偵に浮気調査を頼めば、ある程度のお金がかかります。
しかし、プロに調査を頼む以上、「裁判で使える証拠を」「鮮明な動画で証拠を押さえて欲しい」「浮気相手の素性調査も」と、あなたの要望を伝えることができます。
向こうも仕事ですから、しっかり浮気を調べ上げてもらえるでしょう。
浮気調査中の事故はあなたのせいではない
友人に浮気調査を頼み、夫を車で尾行中に交通事故を起こしたとします。
もちろん、あなたが運転していなければ、法的にはあなたのせいではありません。
しかし、そうだとしても「私には関係ない」と果たして言い切れるでしょうか?そもそもの原因は、あなたが浮気調査を頼んだこと、見失わないように尾行をお願いしたことにあるとも考えられます。
大けがをした、または他の人にけがを負わせてしまえば、「まったく関係ないわ」と放置はできません。前述しましたが、友人に浮気調査を頼めばそんなリスクが発生する可能性もあるということを覚えておきましょう。
一方、探偵に浮気調査を依頼した場合、調査中の事故は探偵の過失にあります。簡単に言えば単なる「業務中の事故」でしかありません。
業務中の事故は、もちろん依頼者には一切の責任は発生しませんね。「法的に優位な証拠」とともに、「調査中の一切の行為」にあなたの責任が発生しない安心感に対しお金を支払っているとも言えるかもしれません。
あなたの情報次第では探偵でも安価に調査ができる
探偵を頭に思い浮かべた時、あなたはどんなイメージが浮かぶでしょうか?「悪徳探偵」または「法外な請求」などでしょうか。
しかし、今では探偵業は法律で厳しく取り締まられています。
ほんの少しでも法に触れると営業停止、倒産に追いやられます。一昔前の「悪徳探偵」は、現在ではほとんど姿を消したと言っても過言ではありません。
しかし、一部では高額な費用を請求する業者もいるようですが、しっかりと下調べして実績のある探偵を依頼すると心配する必要はありません。
最近では時間課金制での調査が多くの探偵社で採用されています。
あなたが夫のスマホやメールを調べたり、毎日の動向を日記でまとめていつ浮気しそうなのかが分かれば、数時間の調査で不貞の証拠を押さえることが出来ます。
短時間の調査であれば、数万円程度で調査可能です。
友人に浮気調査を頼んでも失敗したり、トラブルが発生しやすい!
お金が掛からないから、予算がないからといって、友人に浮気調査を頼むと失敗するケースが多く、しかも様々なトラブルが発生する危険性が高いことが分かりました。
あなたは様々な危険を冒してまで、友人に浮気調査を依頼したいと思うでしょうか?
しかもせっかく証拠を掴んだといっても、そのほとんどが法的に認められることはありません。
まったく意味をなさない浮気調査を友人に依頼することが、どれほどのリスクがある行為なのかを考えた方がいいでしょう。
しっかりと夫の動向を調べ、いつ浮気相手を会うのか、いつ頃浮気しやすいかが判明したら、探偵による浮気調査は簡単かつ格安で済む場合が多いものです。
友人には精神的に支えてもらう程度にとどめ、浮気調査は探偵に依頼する方が得策と言えるかもしれませんね。