「浮気相手からの嫌がらせ?どうしていいのか分からない!」
なぜか最近、無言電話やワン切り電話が増えた、または変なメールが届いたり、自宅のポストに変なものが入っている・・なんてことはありませんか?
あなたに心当たりがない場合はもしかしたら、それはあなたの夫の浮気相手からの嫌がらせかもしれません。
もちろん、ただのイタズラや不特定多数の人への嫌がらせの可能性もあります。
ですが、夫が浮気しているような様子があれば、相手の女性からあなたへの何らかのアピールである可能性も・・。
でも、誰に相談したら良いのか、どう行動したらいいのか分からず、不安になりますよね。夫の浮気相手からの嫌がらせがあった時は、どう対処したら良いのかを考えてみましょう。
目次
電話での嫌がらせに対する対処法を教えてください
今も昔も最も多いとされる浮気相手からの『嫌がらせ』に、電話での嫌がらせです。
この嫌がらせは『彼(あなたの夫)の家庭がどんな様子なのか』、『妻(あなた)はどんな女性なのか』、または『あなたが憎い、家庭を壊したい』などの心理や嫉妬心が働いていると考えられます。
自分がどんなにあなたの夫を愛していても、正妻であるあなたには敵いません。所詮はただの浮気相手だからです。だからこそ、あなたに憎しみが沸き、「嫌がらせしてやる!」と陰険な行動に出てしまうのでしょうね。
自宅の固定電話へのワン切りや無言電話
もっとも簡単に電話番号を調べられるといえば、自宅の固定電話ですね。固定電話なら電話帳などを見ても簡単に調べることが出来ます。
世帯主の名前や住所が分かれば、『104』にかけて番号案内サービスで教えて貰うことも可能です。
昔から自宅の固定電話へのイタズラ電話は大変多いものでしたが、最近は様々な対策法があります。ぜひ参考にして嫌がらせ対策を始めましょう。
浮気相手が嫌がらせをする場合、自らの電話番号を非通知にしてかけることがほとんどです。
ですから、自宅でナンバーディスプレイを利用していれば、電話機に内蔵してある『非通知拒否機能』を設定するだけで、非通知発信の電話を拒否できます。
番号を通知してこない嫌がらせであれば、大体の場合はこれで撃退出来るでしょう。
また、電話番号を通知して嫌がらせをしてきた場合は『迷惑電話お断りサービス』を利用し、受電した直後に設定するようにします。これで、同じ番号からは自宅にかけることは出来なくなります。最大で6件拒否できる『迷惑電話おことわりサービス6』または最大で30件拒否できる『迷惑電話おことわり30』があるので、状況に合わせて選びたいですね。
他にはお使いの電話機に、事前に指定してある電話番号以外は拒否できる『指定番号着信機能』を設定した場合、指定番号以外からの着信は拒否することが可能です。面倒ですが、様々な対処法で対策していきましょう。
携帯電話へのワン切りや無言電話
比較的簡単に入手できる固定電話の番号に比べて、個人の携帯電話への嫌がらせは「何らかの手段」で番号を調べるという「手間がかかった」嫌がらせといえます。
夫の浮気相手があなたの知人か、もしくは夫の携帯電話を操作して番号を入手するといった手段が取られていると考えられます。
携帯電話への嫌がらせを防御するにも幾つかの方法があります。あなたが使っているケータイであれば『非通知拒否設定』をしましょう。
残念ながらガラケーの場合は『非通知拒否設定』くらいしか対処法はありません。ですが、何もしないよりは有効です。着信履歴が一目瞭然な携帯電話への嫌がらせは、非通知で行われることがほとんどです。非通知拒否設定するだけで、かなり対応できるはずです。
スマホならアプリで対策もできます
スマホの場合は、非通知拒否設定の他に『whoscall』というアプリを使うのが効果的です。このアプリを使えば知らない番号からの着信やSMSからの発信者情報をすぐに識別することが出来るので、特定の電話番号を拒否することも可能です。
過去に掛かってきた電話をデータベース化して着信拒否が出来ます。二重、三重の対策をして、嫌がらせから身を守るようにしましょう。
無言電話への挑発は止めましょう
浮気相手からの嫌がらせというのは、挑発するとエスカレートする傾向にあります。「誰なのか分かっているのよ」「何とか言いなさいよ」などと言って挑発するのは止めましょう。相手は精神的に不安定であるケースであることも多く、ストーカー行為や脅迫めいた言動をするようになる危険性もあります。あなたは妻ですので、慌てず落ち着いて行動することが大切です。無言電話に対しては無視を決め込み、決して挑発したり挑発に乗るような行動は止めておきましょう。
メールでの嫌がらせはどうしたらいいですか?
極めて個人的な情報であるメールアドレスを入手し、嫌がらせのメールを送ってくる・・これが浮気相手からだった場合、極めて悪質な行為と言えるはずです。では、嫌がらせのメールが来た場合はどのように対応すべきなのでしょうか。
パソコンへ嫌がらせメールが届くケースは?
パソコンには様々な迷惑メールが届きますが、その中に夫の浮気相手からの嫌がらせメールが混じっていることがあります。タイトルが『メアド変更です』や『○○(あなたの名前)ちゃん、久しぶり~』なんていうものだった場合、ついつい見てしまいがちですよね。
何気なく見たら、あなたを誹謗中傷するようなものだった・・なんてこともあります。
知らないメールアドレスからのメールは見ないに限ります。ですが、万が一怪しいメールが届いたらメールソフトやブロバイダの『フィルタリング』などの迷惑メール対策を利用しましょう。
迷惑メールとして通報して弾いてもらうというサービス内容ですね。
ただし、この手の嫌がらせメールは、いわゆる『捨てアド』と言われる10分、15分間だけ有効なフリーのメアドを使って繰り返し行われる可能性が高いとも言われています。いくらフィルタリングしてもらっても、いたちごっこになることも考えられます。
変なメールは見ない。また、万が一エスカレートした場合に備えて、浮気相手からと思われるメールを消さずにひとつのフォルダに残しておくといいかもしれません。あまりにひどい場合はメールアドレスを変更し、親しい人にのみ教えるなどの対策も必要になるかもしれません。
ケータイへ嫌がらせメールが届くケースは?
今や、パソコンへのメール以上に頻繁に見る機会が多いケータイへの嫌がらせメールほど、鬱陶しいものはありません。
あなたのケータイのメアドを知っているとしたら、やはり知人か夫のケータイを操作して調べて入手したとしか考えられません。各キャリアでも迷惑メール対策やなりすまし防止対策が取られていますが、こちらもパソコンへのメール同様に完ぺきに対策するのは難しいようです。
スマホであれば、迷惑メール対策アプリなどもあるので利用するのも良い方法です。こちらも思い切ってメアドを変更すると早い解決が望めるかもしれませんね。
ポストへの異物や写真の投函をされたら?
嫌がらせ電話やメールも不快で恐ろしいものですが、まだ『嫌がらせ』に距離感があります。それが、自宅のポストにゴミなどの異物や変な写真などが投函されるようになったとしたら・・。考えただけでもコワイですよね。
ここまで来たら、自分でどうこうできる問題ではありません。あなたの近くにまでやってきて、直接危害を加えようとしていると考えられます。エスカレートした嫌がらせは、もはや自分だけで対処できる問題ではないと言えます。
嫌がらせがエスカレートしてきましたが、どこからがストーカーや脅迫になるの?
自宅のポストに生ごみや誹謗中傷の手紙が入れられたり、夫と女性のキス写真や裸の写真などが投函されるようになれば、完全に嫌がらせの域を超えて犯罪といえます。
時には注文もしていないデリバリーのお寿司やピザが届くこともあるなんて事例もあります。エスカレートした嫌がらせとは、どこからがストーカーや脅迫と認定されるのでしょうか?
どこからがストーカーなの?
ストーカーとは、『特定の者に対し、自己の勝手な思い込みを抱いて執拗につきまとい等の行為を行う者』のことをいいます。
厳密にいえば、あなたに対して嫌がらせの電話やメールを何度も送り付けることだけでも『ストーカー行為』といえます。
また、自宅のポストにゴミなどの異物や写真を入れるのは完全に犯罪です。各都道府県の迷惑行為の条例に抵触するケースもあるはずです。ですから、あまりに嫌がらせの電話やメールが継続的に行われた場合は『ストーカー行為などの規制等に関する法律』に定められている『つきまとい行為』の可能性があります。
どこからが脅迫になるの?
『あんたを殺してやる』『別れるなら死んでやる』『会社に不倫関係があったことをバラす!』などと直接的に脅してきた場合は脅迫罪に該当します。
正当な理由もなく(あなたが浮気されたにも拘わらず)『お前の夫と別れてやるから○○万円よこせ』などの金品の要求があった場合も同様です。また、あなたがストーカー行為や脅迫などによって精神的なダメージを受けた場合は『傷害罪』に抵触するかもしれません。
相談は弁護士よりもまず警察
『お前を殺す』『家族がどうなってもいいのか』など、直接的に危害を加えるようなことを発したり、手紙やメールで届いた時は、迷わずに警察に相談してください。
何かあってからでは遅いですから、まずは警察に駆け込みましょう。どんな理由があったとしても『脅迫罪』に問われることは間違いありません。
ただ、無言電話が時折ある、嫌がらせメールが届くといった程度であれば、警察をあてにするのはかなり困難といえるでしょう。
ただし、ポストへの生ごみの投函、誹謗中傷のビラや手紙、頼んでもいない物が着払いで届くなどといった迷惑行為は警察に相談するようにしましょう。
一方、弁護士は捜査をしたり犯人を捜すのが任務ではありません。社会にある事件や紛争を解決するべく、依頼者の正当な利益を実現し、紛争を解決するのが役割です。嫌がらせの相手が誰なのかが判明して、あなたが受けた被害に対して解決していくのが仕事です。
警察がすぐに動いてくれなさそうな軽微な嫌がらせなどに対して、止めるように動いたり、あなたが受けた被害に対して慰謝料の請求などをしてくれるのが弁護士です。『命の危険が及びそうなもの』に関しては警察に、『メールや電話などの嫌がらせ』などに関しては弁護士に相談すると良いでしょう。もちろん、すぐに行動してくれるかどうかは分かりませんが、すべて警察に相談しておくのが一番です。
浮気相手からの嫌がらせは何をしたら訴えられる?
基本的に刑事事件には発展していない『民事事件』に関して、あなたが被害を受けたことであれば、「今すぐ嫌がらせ行為をやめるように」「精神的、肉体的な負担に関しての慰謝料請求」を求めて訴えることはいつでも可能です。
例えば嫌がらせメールや嫌がらせのメールによって精神的苦痛を受け、診断書があるなどのケースであれば訴訟を起こすことも出来ます。
誹謗中傷の手紙があれば『名誉棄損』での訴訟も可能です。しかし、訴えて勝つためには相応の証拠が必要になってきます。いくらあなたが「犯人はあの女」と目論んだとしても、しっかりとした証拠がなければ勝目はありません。
浮気相手に嫌がらせをされたら慰謝料は取れますか?
浮気相手に嫌がらせをされた場合は、慰謝料は取れます。しかし、慰謝料の支払いを拒否して裁判に発展した場合も見据えなければなりません。しっかりとした証拠がなければ負けますし、逆にあなたが名誉棄損で訴えられる可能性もあり得ます。
ですから、浮気相手からの嫌がらせがあった際も、探偵などに素行調査などをしてもらうと完璧です。浮気相手からの嫌がらせが、本当に本人が行っているかどうかの証拠入手がカギになるはずです。
夫の浮気相手の身元が分からない時はどうするの?
例えば『夫と浮気相手が既に別れている』、または『夫と離婚を考えており探偵に浮気調査をしてもらう予定がある』等の理由で、浮気相手の身元が不明な時もあると思います。
浮気調査をする前に『あなたの浮気相手から嫌がらせされてます!』と夫に言えば、浮気調査自体が失敗に終わる可能性もありますよね。
嫌がらせをしてくる夫の浮気相手の身元が不明な場合は、探偵に素行調査を依頼すると身元が判明します。もちろん、氏名や住所、勤務先なども分かるはずです。
慰謝料請求や訴訟を起こす際は、内容証明や訴状を自宅に郵送または特別送達する必要があります。氏名や自宅、勤務先の住所が不明であれば慰謝料の請求や裁判を起こすことは出来ません。身元が分からない時は、探偵に身元調査を依頼してみると早い解決が望めます。
脅迫的な嫌がらせは警察へ!慰謝料請求や裁判を視野なら探偵の調査+弁護士依頼が万全!
夫の浮気相手からの嫌がらせは、時にはエスカレートして脅迫行為に及ぶこともあるようです。直接的に被害を受けそうな心配がある時や金品の要求行為があった場合は、すぐに警察に相談しましょう。誹謗中傷の手紙や異物がポストに入れられた時も、まずは警察に通報しましょう。
嫌がらせメールや電話は無視するのが一番とはいえ、何度も継続して嫌がらせをされたら、あなただって精神的に追い詰められます。迷惑行為によって精神的苦痛を負った時は、慰謝料請求や裁判を起こすことも当然できます。法律のプロである弁護士に相談すれば、あなたに代わって様々な処理を行ってくれるはずです。
しかし、慰謝料請求や訴訟を視野に入れるのであれば、相応な確証が必要です。また、浮気相手の見元が不明であれば慰謝料請求も不可能です。
弁護士のアドバイスを受けつつ、探偵に浮気相手の身元調査を依頼すれば証拠や身元も入手しやすくなります。嫌がらせの程度や回数に応じて、対応していくようにすると早い解決が見込めます。