大切な夫が浮気をしていることを知った時、どうにもできないような悲しさや寂しさ、裏ぎられたことに対する悔しさがあふれるはずです。なのに問い詰めたら「愛しているのはお前だけだ」「気持ちがあるのはお前だけだから」「別れたくない」と繰り返すばかり。私のことだけ愛しているのであればなぜ浮気するの・・と信じられない気持ちでいっぱいになるでしょう。別れたくないのであれば、なぜ浮気をするのか。もう何を言っているのか意味が分からなくなりますね。
今回は浮気をするくせに「愛しているのはお前だけ」という夫の言葉の意味について考えていきたいと思います。
目次
妻が好きなのに浮気をする夫は何を考えているの?
浮気をしたくせに「愛しているのはお前だけ」「本当に好きなのはお前だけ」・・なんて、なんとも都合のいい言葉ですよね。素直に信じることも難しいですし、だったらなぜ?という疑問がよぎってしまうのも当然です。
もし、夫の言葉を額面通りに受け取って、本当に愛しているのがあなただけだった場合、何を考えて浮気してしまうのでしょうか。
妻への愛情よりも他の女性への興味や性欲が勝ってしまっている
夫の言葉を信じるとしたら、彼はあなたのことを愛しています。でも、浮気をしたということは、あなたへの愛情を上回る衝動的な何かがあったのではないでしょうか。若い女性への興味、または突発的な性的な欲望など、妻に対する道徳心を捨ててでも突き進みたい感情に捉われたと考えられます。
愛しているという感情と肉体的な欲求は必ずしもイコールで繋がるものではありません。見慣れた妻の体ではなく、新鮮な気持ちで違う女性を抱きたいという気持ちは、どんな男性でも少なからず持っているのは間違いないでしょう。相手に愛情はないけれど、性的な欲求が勝ってしまえば、夫は他の女性を抱いてしまうはずです。
妻と夫婦生活ができないから仕方がなく・・というケースも
あなたが妊娠中、または病中病後、家族の介護などで疲労困憊しているなど、様々な理由で夫の欲求に応えられない時もあるかと思います。そんな時、夫は自分の性的な欲求をどう解消していくのでしょう。風俗に行くか、自分で処理をするか。もしくは、身近にいる女性に手をだして「浮気する」というのが、その解決方法です。
つまり、あなたのことを愛しているにも関わらず浮気するのは、ズバリ「セックスがしたかった」に他なりません。夫の言うことを鵜呑みし、あなたのことを愛しているという言葉に嘘がないのであれば、体目当て、自分の欲求不満解消のために女性を抱いているのではないでしょうか。
「愛しているのはお前だけ」は信じてはいけない!ただの言い訳の可能性が高い
優しいあなたは夫が言う「愛しているのはお前だけ」という言葉を信じていたいかもしれません。「今回の浮気は何かの間違い。だって夫は私のことだけを愛しているんだから・・」そう思い、納得しようとしていませんか?しかし、その言葉を額面通り受け取るのは危険すぎます。夫がいう「愛しているのはお前だけ」は単なる浮気の言い訳の可能性が高いと言わざるを得ません。
「愛している」といえば許されると思っている
もしかしたら、あなたの夫は「愛しているのはお前だけ」といえば浮気が許されると思っているかもしれません。あなたの愛情を深く感じているからこそ、タカをくくっている。「浮気は単なる遊び」「本命はお前だから」と言えば、「体だけの関係だから仕方がないわ」「本当に好きなのは私なんだから今回は許そう」と思ってくれることを知っているのです。
例えば、あなたがかなり年上の奥様、もしくは夫以上にあなたが積極的に望んで結婚したという事実はありませんか?「アイツなら、これくらいは許してくれるだろう」「アイツは俺にゾッコンだから、愛してるのはお前だけと言えば大丈夫だろう」と夫が感じていれば、嘘をつくくらい簡単なことです。つまり、言葉は悪いですが「舐められている」というのが、あなたの今の状況です。
夫が浮気慣れしていれば簡単に「愛しているのはお前だけ」と言う
あなたの夫は元々、女好きの傾向はありませんでしたか?口が上手い、女性が好き、絶局的に口説く。結婚前から浮気慣れしている男性は簡単に言い訳をして逃れようとします。「ごめん」と謝るより、「愛しているのはお前だけ」といえば、あなたの自尊心が守られる。そう思っていれば、謝罪や反省の言葉を口にする前に、このような言い逃れをします。
「酔った勢い」「向こうから誘ってきた」などと相手に責任転嫁し、「でも、本当に好きなのはお前なんだ」と泣きつけば、浮気を許されてきた経緯があるのかもしれません。女性好き、浮気癖のある夫は簡単に口から出まかせをいいます。「お前のことだけを愛している」という言葉を信じたい気持ちは分かりますが、ほどほどにしておくべきでしょう。
浮気はしたい、でも離婚はしたくないという甘え
男性はハンターです。イイ女がいたらいつでも落としたいと思います。だけど、離婚して独り身になれば浮気の醍醐味やスリル感が味わえないから妻はキープしておきたい。子供にも会えなくなるし、特に妻に不満もないから既婚者のままで浮気したいと考える夫もいるといいますから驚きです。
あなたが大切なのか否かはこの時点では不明です。しかし、自分は遊びたい、でも既婚者でいたいというのはあまりにも勝手すぎる考えです。あなたが我慢してくれるのをいいことに、甘えているとしか言いようがありません。
男と女で浮気に対する考え方はこう違う!
男性と女性では、考え方が異なります。それは浮気に対する考え方も同様で、その認識に多少のずれがあるようです。では、男と女で浮気に対する認識はどのように異なるのでしょうか。
女性は精神的な恋愛は浮気になると考える
「他の異性と二人きりで会っていればもう浮気」「キスをしたら浮気」と体の関係以上に精神的に相手に惹かれたら「浮気」と考える女性が多いようです。肉体関係以上に「特定の女性と頻繁に会ったり連絡をとる」「キスをしてしまう」ことに対し、感情が爆発してしまいます。法律的には浮気にはならないような行為で、すでに「アウト」と感じる女性が大多数を占めます。
男性は肉体関係を持ったら浮気と考える
一方、男性は自分の妻や彼女が「相手と肉体関係を持ったら浮気」という認識の人が多いようです。どこから浮気なのか・・といった境界線が男女で大きく異なっていることが分かりますね。男性は女性が「相手には惹かれていない」「好きなのはお前だけ」「浮気相手とは体だけの関係」と言えば許されることを、本能的に知っているのかもしれません。
浮気は病気?「好きなのはお前だけ」と言い逃れをする人は浮気を繰り返す
夫が言う通り、気持ちがあるのはあなただったとしても、謝罪も反省もなく「好きなのはお前だけ」等という人は、浮気を繰り返すかもしれません。浮気癖は直りにくく、「浮気は病気」とまで言われています。一度浮気をした人の、なんと84%が浮気を繰り返すというデータもあり、再犯率は極めて高いといえるでしょう。
参照URL https://uwaki-pro.com/columns/4/
ストレスを感じる夫は浮気に走る
単純に「女好き」な男性以外に、ストレスを抱えている男性は浮気を繰り返す傾向にあります。仕事や私生活、何らかのストレスを抱えており、ストレスの発散を兼ねて浮気している人は悩みを解消しない限り浮気を続けてしまうようです。
この場合は、あなたへの罪悪感も多少はあります。だからこそ、「好きなのはお前だけ」等と言ってしまうのでしょう。ただし、ストレスの原因が仕事ではなくあなた自身にある可能性も十分あるので注意してください。浮気をするのは勿論悪いことですが、あなたが精神的に夫を追い詰めていることもあり得ます。育児が上手くいかないことや、嫁姑のトラブルのはけ口に夫を使っていないかを一度考えてみるのも良いでしょう。
セックスレスではないですか?
女性は結婚し、出産すると性欲が著しく減退します。子供を産み、育てるために必要な心や体の変化といえますが、男性はそんなあなたのことを完全に理解できずにいます。心情としては「疲れているのだろう、大変なのだろう」ということが理解できても、あまりにも拒否されてしまえば、他の女性に走ってしまうのも無理はないのかもしれません。
「そんなこと言われても、私だって疲れているのに」「たとえそうだとしても浮気は絶対にいけないことでしょ!」というのは間違いなく正論です。しかし、逆の立場であれば、あなたも辛い思いをするはずです。精神的、肉体的に満たされていない男性も浮気を繰り返すことが多いようです。
本当に気持ちがあるのかも疑問
あなたが許してくれるのをいいことに、他の女性と浮気三昧。こうなると、本当に「好きなのはお前だけ」なのかも怪しいところでしょう。あなたが黙って耐えてくれているのを利用し、浮気しまくっているとしたら絶対に許せません。
「いつか私のところに戻ってきてくれる」と思い、あなたは我慢しているのかもしれません。しかし、実はそれは逆効果。浮気を増長させ、どんどん泥沼化してしまえば夫婦関係の破たんが近づいています。
一度しっかりとした証拠を掴んで徹底的に話し合いを
浮気問題は「好きなのはお前だけ」「浮気は単なる遊び」などと言って簡単に済ませられるものではありません。夫がしているのは立派な「不貞行為」です。あなたは散々夫のせいで悩み苦しんでいるはずです。本当はその精神的苦痛に対して夫や浮気相手に損害賠償請求できるほどの案件です。
ここは一度、しっかりした浮気の証拠を押さえてしっかりと話し合わねばなりません。いつまでも「体だけの関係だから」と言って浮気を続けられれば、近い将来絶対に夫婦関係は破たんします。夫のことが好きならば、離婚したくないのであれば、これ以上浮気を許すのはNGです。
探偵に不貞の証拠を押さえてもらおう
まずは探偵に浮気調査を依頼して「不貞の証拠」を押さえてもらいましょう。不貞の証拠とは「浮気相手とラブホテルを出入りする写真や動画」「浮気相手の居住地を最低でも三回以上出入りする鮮明な写真や動画」のことを指します。
不貞の証拠があれば、夫と浮気相手の間に肉体関係があることが証明されます。万が一、裁判沙汰になったとしても、不貞の証拠があれば夫の浮気が認められます。また、同時に「浮気調査報告書」も作成してもらい、どれくらいの頻度で会っていたのかも証拠として残しておくようにしてください。
頻繁に会っていれば「愛しているのはお前だけ」は完全に嘘!
不貞の証拠と浮気調査報告書で、夫と浮気相手がどれくらいの頻度で浮気をしていたのかが判明します。また、遊び人の夫は浮気相手が複数いることもありますが、そのすべてを証拠として突きつけ、夫と話し合いをしてください。
あなたのことを本当に愛しているのであれば、「浮気を繰り返すなどあり得ない!」ことを主張しましょう。もはや、今までの言葉は全て嘘だったと思っても構いません。このまま夫の言葉に翻弄されてしまえば、あなたの人生もダメになってしまいます。夫の主張は認めない、これ以上浮気をしたら許さないことを宣言してください。
夫の態度を見て対応を決めて
あなたの夫も今までは「好きなのはお前だけ」といって浮気を逃れてきましたが、言い逃れのできない証拠を突きつけられ、慌てふためくはずです。提示された証拠は妻を大切に思う人ならば、絶対に出来ない所業ばかり。普通の神経の持ち主であれば、あなたに今までの行為を謝罪し反省をするのではないでしょうか。あなたのことだけを愛していたのであれば、それが当然の行動です。
あなたに対し、悪びれもなく謝罪も反省もしないのであれば、夫婦関係は完全に破たんしています。辛い現実ですが夫の言葉は全て嘘で、あなたを騙していたに他ならないといえるはずです。
再構築をするなら誓約書で浮気しないことを誓わせて
奔放に浮気を繰り返した夫に浮気を止めさせるのは、想像以上に難しい話です。しかし、ここまできたら誓約書を書かせて「二度と浮気しない」「浮気相手と二度と会わない、連絡しない」ことを約束させましょう。
夫に誓約書を書かせて公正証書にしておけば、公的な文章になるうえに、新たな不貞の証拠にもなります。公正証書があるという認識は、浮気に対して抜群の抑止力を働かせます。絶対に浮気をさせないためにも、誓約書を必ず書いてもらいましょう。
「愛しているのはお前だけ」は単なる浮気の言い逃れに過ぎません!
「愛しているのはお前だけ」「絶対に別れたくない」と泣いて謝っても、それは単なる言い逃れで、陰で浮気を繰り返しているかもしれません。あなたが許してくれるのをいいことに、裏で遊びまくっているのは完全な裏切り行為です。「好きなのはお前だけ」なんて言葉を信じるのは絶対にやめましょう。
探偵に浮気調査を依頼して不貞の証拠を押さえたら、夫としっかり話し合ってください。本当にあなたのことが好きなのであれば、浮気など絶対にしないはずです。夫が反省したら再構築もできますが、もし不誠実な対応があれば離婚や慰謝料を求めて裁判を起こすことも可能です。不貞の証拠さえあれば、夫の不貞行為は立証されます。どんな時も、あなたの身を守ってくれるのが不貞の証拠です。
「愛しているのはお前だけ」と言われれば、つい許してしまいそうになるかもしれません。ですが、本当にあなたに気持ちがあるのなら、そんな酷いことはしないはずです。ここは夫としっかり向き合って話し合うことが大切です。