「夫のPasmo(suica)のようなICカードの履歴から浮気を確かめることは出来ますか?」
絶対、浮気しているはずなのになかなか尻尾を掴ませない夫。どうやって浮気の証拠を押さえたらいいのか分からずに悩んでいる女性も多いと思います。スマホやパソコンのメールや着信履歴、自家用車のトランクを調べても何も証拠がない、でも朝帰りするようになったり、女性用の香水の匂いがスーツにしみこんでいる場合などは浮気している可能性が濃厚ですよね。
何を調べても証拠が出てこないけれど絶対に怪しい・・そんな時は、夫が普段使っているICカードの履歴から浮気を確認できるといいます。でも、どうやって調べたらいいのか全く分からないという方がほとんどのはずです。今回は夫が普段使っているPasmoやsuicaなどのICカードの履歴から浮気の証拠を押さえる方法について考えていきましょう。
目次
休日出勤や残業などの嘘を見破ることができる
通勤時に使う電車やバスの切符の代わりに使用したり、加盟店などでの買い物にも使えるICカードは、多くの会社員が使っていることでも知られます。お金を自動券売機でチャージするだけでどこでも使えますし、忙しい通勤ラッシュに毎回切符を購入する手間が省ける便利なものです。
地域によって名称は異なりますが、この便利なICカードは利用履歴を確認することが出来ます。利用履歴が分かれば、休日出勤や残業などの嘘を見破ることも可能です。では、どのような点に注意して利用履歴を確認していけば良いのでしょうか?
ICカードの日付を見て分かること
ICカードの利用履歴には日付が印字されています。日付が印字されていれば、いつ使ったのかが一目で分かります。
「○月×日は休日出勤だから朝から仕事」と言っていたにも関わらず、ICカードに履歴がなかったとしたら、出勤していない可能性が濃厚です。大多数の方は通勤時にICカードを使っているはずなので、職場に行くのに使っていないというのはまず考えられませんね。休日に仕事といって嘘をついてどこかへ行っているのですから、女性と会っていたと考えても不思議ではありません。
ICカードの乗降駅から分かること
ICカードの履歴を調べると、日付の他に使用した「乗降駅」が分かります。日付以上に重要なのが乗降駅なので、注意して見ておきましょう。
例えば、夫が「残業で遅くなる」と連絡してきた日を見てください。自宅の最寄り駅から職場までの履歴、そして職場の最寄り駅から自宅への履歴があるのが普通の状態です。浮気している男性の場合、職場からどこか違う駅で降りて女性に会っていた可能性があります。見慣れない駅名があれば注意しておく必要があります。
また、休日出勤といって出掛けた日も、最寄り駅の印字があったとしても安心できません。自宅の最寄駅から職場へは向かわず、繁華街がある駅や見慣れない駅で降りていれば、何かを隠していることも考えられます。
何となく怪しかった日があれば、日付と乗降駅を確認することで夫の嘘を見破ることが出来ます。ICカードの利用履歴は、夫の嘘を見破るために大いに役立つアイテムなのは間違いありませんね。
ICカードで嘘がわかっても浮気の証拠にはならない
ICカードの利用履歴で夫が嘘をついていることが分かった場合、あなたはどうするでしょうか?「あなた、休日出勤なのに会社へ行っていないじゃない」「▲駅で降りてどこへ行っていたの?」「浮気していたんでしょう!!」などと問い詰めるのだけは絶対にやめましょう。嘘をついていたからと言って、即浮気していたという証拠にはなりません。
休日出勤と言っていたのに会社へ行っていないことが判明しても、女性と会っていたとは限りません。あなたの身に覚えのない乗降駅に夫の会社の支店や営業所、または取引先の会社があることも考えられます。
また、会社へ行くと言っていたのにICカードを使っていなかったとしても、それが浮気を証明するものではありません。浮気の証拠になるものとはもっと厳格なものです。では、法的にも認められる浮気の証拠とはどんなものなのか確認しておきましょう。
ICカードの利用履歴を調べる方法は?
では実際に夫のICカードの利用履歴はどうやって調べることが出来るのでしょうか?ここではsuicaとPasmoの利用履歴の調べ方についてご紹介していきたいと思います。
suicaの利用履歴を調べる方法とは?
JR東日本のICカードsuicaの利用履歴は、公式サイトの「履歴表示・印字・残額表示」のページで確認できます。
http://www.jreast.co.jp/suica/use/record/index.html
suicaの場合は、直近の利用履歴が最大で50件表示することが可能です。また、印字することもできますので、夫の嘘を暴くためにも印字して手元に残しておきましょう。
自動券売機や多機能券売機にカードを入れるだけで履歴の確認ができます。ただし、一度印字した履歴は再印字できないので紛失に気を付けましょう。また、1日に21回以上乗降した時や、利用した日から26週間以上経過したものは印字できません。券売機での履歴印字は0:50から5:00までの間は利用できないので注意してください。
Pasmoの利用履歴を調べる方法とは?
首都圏をはじめ、日本全国の鉄道やバスで使用できるPasmoも使用している方が多いICカードです。Pasmoの利用履歴も公式サイトの「履歴の確認」ページで利用方法が公開されています。
http://www.pasmo.co.jp/use/history.html
こちらも駅やバスの営業所の券売機に通すだけで確認できます。直近の20件まで履歴の確認・印字が可能です。
券売機の『PASMO』と表示されている部分にタッチします。その後、『チャージ・残高履歴』に触れた後、ICカードを挿入します。履歴表示をさわると履歴が画面にでますが、履歴印字を押して証拠を手元に残しておくようにします。
ただし、あなたの夫が日常的に履歴を確認している様子があれば、印字せずに表示だけにしておきます。どちらも再印字はできないので、一度印字すると「誰かが履歴を確認した」ことがバレてしまいます。そんな時は表示のみに留めて、スマホなどで写真撮影しておくといいでしょう。
夫からどうやってICカードを借りればいい?
suicaもPasmoも利用履歴を調べるのは比較的簡単なことが分かりました。でも、夫からICカードをどうやって借りるかが難しそう。どうやって夫からICカードを借りたら良いのでしょうか?
休日など、夫が寝ている間にコッソリ財布から抜き取って駅まで行って調べる・・ということも出来ますが、見つかる心配もあります。suicaの場合は深夜や早朝は履歴表示されませんし、朝方早くに調べるのも難しそうですね。ここは堂々と夫から借りる方がいいかもしれません。
例えば、夫が休みの日に夫の会社の近くに用事が出来たので、ICカードを貸してほしいと言ってみてはいかがでしょう?ICカードで自分の嘘がバレるなどとは普通は思わないので、簡単に入手することが出来るはずです。貸してもらうことが出来れば、あとは駅の券売機で調べるだけですね。
浮気の証拠とは肉体関係があったと認められるものに限定される
離婚や慰謝料請求裁判などでも認められる浮気の証拠とは、どんなものなのでしょうか。イメージ的には夫が他の女性と親密なメールを交わしていた、キスしている写真などがあれば、法的に浮気していたと認められるような感覚がありますよね。
しかし、実際には浮気していたと認められるのは、肉体関係があったと推測できる証拠だけです。たとえキスしている写真を見つけたとしても、性行為があったかどうかが証明できません。「酔ってキスしただけだ」と言い逃れしたら、単なるお遊び、おふざけの範疇を超えないのです。確実に肉体関係があったであろうというものでなければ、残念ながら浮気の証拠になりません。
浮気の証拠は「不貞の証拠」と呼ばれる
浮気の証拠とは、既婚者でありながら自分の意思で他の異性と肉体隊関係を持ったという証拠をいいます。これを「不貞の証拠」と呼び、離婚裁判や慰謝料請求時にも言い逃れができない証拠として法的に扱われています。
- 浮気相手とラブホテルへ出入りしている鮮明な写真や動画
- 浮気相手の家へ最低でも3回以上、出来れば5回程度出入りしている鮮明な写真や動画
- 本人が他の異性と肉体関係があったことを認める鮮明な動画、または浮気を認める署名入りの公的な文章
これらの証拠を不貞の証拠といいます。この証拠があれば裁判時にも有利な立場で進めることが出来ますし、夫や相手も言い逃れできない証拠になるでしょう。つまり、ICカードで夫の嘘が判明したとしても、それが肉体関係があった証拠にはなりません。嘘をついていただけでは、浮気していたことにはならないので注意してくださいね。
なぜか貸してくれない・・そんな時はどうする?
夫にICカードを貸して!と言ってもなぜか貸してくれない・・。そんな時は諦めるしか方法はないのでしょうか?でも、貸してくれないからこそ疑惑は深まりますし、どうしても履歴は確認しておきたいですよね。
そんな場合は「パソリ」や「FeliCa」など、市販されているカードリーダーで情報を確認することも出来ます。パソコンとカードリーダーを使えば利用履歴を読み取れます。2,000~3,000円する機械ですが、夫がどうしても貸してくれない時は購入してみてはいかがでしょう?夫がぐっすりと寝込んでいる深夜などに使えば、バレる心配も少ないはずです。
ICカードを見て怪しい動きが分かったら
夫のICカードを見て、どう見ても怪しい動きがあれば、やはり浮気している可能性が高いかもしれません。ですが、いくら怪しいとはいえ、利用履歴だけでは浮気の証拠にならないのは前述した通りです。でも、この利用履歴を有効活用すれば、浮気の証拠を押さえるための重要なアイテムになるはずです。
怪しい行動をする日の見当をつけよう
ICカードの利用履歴を調べていくと、怪しい行動をする日の見当がついてきます。日付を追うと、毎週○曜日には自宅と別方向の駅で降りている、残業だと連絡が来た日には繁華街へ向かっているようだ・・などが徐々に判明するはずです。これらはまだ浮気の証拠にはなりませんが、浮気を確認するための重要な『状況証拠』にはなり得るはずです。
浮気の証拠は探偵に押さえてもらおう
浮気が疑われる日が分かれば、探偵に浮気調査を依頼しましょう。「探偵に調査を頼むと高額な費用が掛かりそうだから嫌だ」と考える人も多いでしょうが、浮気する日や行きそうな場所が判明していれば、調査は短時間で終わります。最近の浮気調査は時間制で料金が設定されているところも多いので、短時間であれば非常に格安です。また、利用履歴で降りる駅なども分かっていれば、張り込みするのも簡単ですね
浮気の証拠は、ラブホテルへ出入りしている画像や動画、相手の自宅へ出入りする画像や動画に限られます。プロの探偵であれば、それらの証拠を確実に押さえることが可能です。夫に顔も知られていませんし、尾行して証拠の写真や動画を撮影することが出来るでしょう。
ICカードの利用履歴だけでは、浮気の証拠にはなりません。ですが、利用履歴を活用して浮気の証拠を押さえることは出来ます。利用履歴だけではどうしようもない・・と諦めず、有効活用できる方法を探ることが大切ですね。
ICカードの履歴を調べる方法はあるけど判明しても浮気の証拠にはならない!でも履歴は証拠を掴むために利用できる
suicaやPasmoの利用履歴だけでは、浮気の証拠にはならないことが分かりました。いくら夫が嘘をついて出かけているというのが判明しても、浮気相手と肉体関係があったのが判明しない限り、不貞の証拠にはならないからです。だからといって、利用履歴が全く役に立たないわけではありません。履歴を活用したら、短時間、ピンポイントでの浮気調査が可能になり、格安の費用で探偵に調査を頼むことも出来るからです。
神経質で注意深い夫は、浮気相手と写真を撮ったりはしません。また、メールや着信履歴も消去するので浮気の証拠を押さえるのは大変難しいといえるでしょう。そんな時でも「やっぱり怪しい」とあなたが思うのであれば、ICカードの利用履歴を調べると証拠を押さえるための糸口が掴めるかもしれません。