メールやラインで浮気旅行の日程が分かった場合、突撃で旅行先に行くべきなのか、旅行を止めるべきなのか・・と悩んでいる方も多いかもしれません。
夫が出張と偽り、泊りがけで浮気相手と不倫旅行をしていることがわかったら、問い詰めたくなりますよね。
でも、夫と離婚したくない、浮気相手と別れて欲しいと考えている場合は、デリケートな問題になります。
離婚を視野に・・ではなく関係修復を考えている時の対応は非常に難しく、失敗は許されません。
今回は出張を偽って不倫旅行を計画している夫の浮気の解決方法について考えていきたいと思います。
目次
離婚したくないのなら職場に電話をして出張を確かめるのはNGです!
夫と浮気相手が「出張」を偽って不倫旅行を計画していれば、心中穏やかでいられるわけはありません。
真偽はどうなのか、会社に連絡をして確かめたいと思うのはもっともだと言えます。
しかし、不倫旅行が事実であれば、夫は会社に「一身上の理由」「有休休暇」を使って休暇をとっているのではないでしょうか。
あなたが「夫は出張と言っていたのですが・・」と会社に電話すると大変なことになってしまう可能性があります。
離婚したいのであればそれでも構いませんが、離婚まで考えていない場合は注意深く行動する必要があります。
有給休暇を使っていた場合、懲戒処分を受けることもある!?
例えば、夫が「実家の法要」を理由に有給休暇をとっていたとします。
そして妻には「出張」と偽り、実際には不倫旅行をしていたことがバレれば、どうなるのでしょうか。
本来は有給休暇取得に関して理由の如何は問われません。
しかし、繁忙期など会社が忙しい時に嘘の理由で有給休暇を取得した場合、懲戒処分が問われるケースも考えられます。
つまり会社が忙しい時に嘘をついて有休休暇を取得し、不倫旅行をしていたことが発覚すれば、それ相応の処分が検討される可能性があることを知っておきましょう。
処分がなくても信頼度は大幅に下降し立場が悪くなる
懲戒処分がなかったにせよ、妻に出張だと嘘をついて浮気相手と旅行していたことが発覚すれば、会社からの信頼度は失墜します。
「出張だと言っていたのですが本当でしょうか」と妻から連絡が来れば、社内でも大騒動になるでしょう。
また、浮気相手が会社の部下や同僚だった場合、両者とも会社に残ることができるかどうかも微妙です。
不倫は犯罪ではありませんが、不貞行為です。
あなたの夫が上司で部下と不倫旅行をしていたことがバレれば、監督責任を問われても致し方ないことです。
嘘をついて休暇をとる以上に社内不倫が発覚すれば、立場が非常に悪いものになる可能性は高いでしょう。
知らんぷりをするのも辛い・・でも旅行を止めると証拠を掴むことができなくなる
夫が浮気相手と不倫旅行を計画していることを知れば、「行かないで!!」と言ってしまいたくなります。
しかし、旅行を止めれば浮気がバレたかもしれないと思い、浮気の証拠をすべて隠す可能性があります。
証拠がなくなれば相手が誰なのかも、本当に不倫関係だったのかも調べることが出来なくなり、すべては闇の中に葬られてしまうかもしれません。
知らんぷりはつらいけど、これをチャンスと捉えよう!
「出張だから」とあなたに言うものの、あなたはそれが嘘で浮気相手と旅行に行くのを知っていれば、とても心苦しいはずです。
知らんぷりするのは大変つらいですが、今こそ関係修復のチャンスだと割り切って我慢しなければいけません。
知らないふりをして浮気調査を進めよう
浮気旅行の日程を知っているのであれば、あなたはこの際に浮気調査を進め、不倫している証拠を押さえるべきです。
証拠がない状態で「浮気しているでしょう!」「出張だと嘘をついて不倫旅行していたわね!」と問い詰めても、夫は認めようとはしません。
問い詰めても言い逃れできないほどのシッカリした証拠を突きつければ、認めざるを得ません。今が、その絶好のチャンスなのです。
言い逃れできない浮気の証拠ってどんなもの?
再構築する際でも離婚を希望する場合でも、夫に浮気を認めさせ、反省させる必要があります。
しかし、証拠がなければ夫は絶対に浮気を認めません。のらりくらりと言い逃れしたり、逆ギレしたりと、あらゆる手段を使って認めないはずです。
例えば浮気相手と交わしたメールやライン、2ショットで写した写真などは残念ながら決定的な浮気の証拠にはなりません。
「浮気していたことが疑わしい」状況証拠にはなりますが、確実に浮気していたとは断定できない物証といえます。
なぜメールやライン、写真は浮気の証拠にならないの?
通常、主婦が夫の浮気の証拠として挙げるのが「メールやライン」「通話履歴」「浮気相手との写真」「妻の身に覚えのない避妊具」等です。
あなたが夫の不倫旅行に気が付いたのも、これらの物証が理由かもしれません。ですが、この証拠は法的に有効な浮気の証拠にはなりません。
法律上、浮気の有無は「夫と浮気相手の間に確実な肉体関係があった」ことに焦点が当てられるからです。
「好きだ」「愛してる」といったメールやラインでの交流は「酔った勢いでふざけて送った」と言えば言い逃れできます。
頻繁な通話履歴があっても「相談に乗っていただけ」と言われてしまえばどうすることも出来ません。
あなたが知らない避妊具を隠し持っていたとしても、「君といつか使うつもりだった」と言えば、覆すことができません。
私たちが一般的に「浮気の証拠」だと思っていたものが、実は法的には大変弱い証拠であることを覚えておきましょう。
法律的に認められる浮気の証拠とは『不貞の証拠』だけ
調停や裁判などでも証拠として認められる浮気の証拠は『不貞の証拠』のみです。前述しましたが、法的に『浮気』と認められるのは肉体関係(不貞関係)が証明されるものである必要があります。
では、不貞の証拠として認められるのはいったいどんなものなのでしょうか。
「浮気相手とラブホテルを出入りする鮮明な写真や動画」「浮気相手の居住地に最低でも三回以上出入りする鮮明な写真や動画」「肉体関係があったことを認める公的な署名入りの文章」のみが不貞の証拠として認められます。
つまり、これ以外は不貞の証拠にはなりません。
ですから、あなたは夫の不倫旅行で不貞の証拠を押さえる必要があります。
夫に気づかれることなく知らんぷりをしつつ、証拠を押さえて浮気を認めさせましょう。
自分で旅行先に赴くのはNG!
不倫旅行の日程も知っているし、泊まるホテルも分かっているから、自分で不貞の証拠を押さえよう!!
・・そう考える人もいますが、絶対に自分でやるのはやめましょう。
不貞の証拠は素人が簡単に抑えられるものではありません。
平常心で夫と浮気相手に対峙することは出来ない
行けるものであれば直接行って、夫と浮気相手をこの目で見たい、確かめたいと思う気持ちは分かります。
しかし、平常心で夫と浮気相手に対峙することは難しく、取り乱して浮気の証拠を押さえるどころではありません。
ラブホテル以外の宿泊地では帰宅後の調査が必要なケースも
出張と偽って不倫旅行をする場合、泊まる場所はラブホテル以外の温泉宿やシティホテルの可能性があります。
肉体関係を持つためのラブホテルと違う宿泊施設での証拠写真は、複数回撮影が必要なケースもあります。
とにかく「不貞の証拠」を押さえてもらうように依頼し、必要であれば帰宅後の調査もお願いしましょう。
旅行するほどの関係ですから、地元に戻ってからも絶対に会っています。
何度かのチャンスで確実に不貞の証拠を押さえることができます。
不貞の証拠を得たら問い詰め、浮気相手と別れてもらいましょう
言い逃れできない浮気の証拠『不貞の証拠』を得たら、夫に浮気を認めさせ、相手と別れるように促しましょう。
夫の浮気の大部分はほんの火遊びで、妻と別れる気はありません。
不貞の証拠を提示すれば、間違いなく夫は浮気を認め、あなたに謝罪するはずです。
夫と和解書を交わして証拠として残そう
夫が浮気を認めたら、和解書(念書)を交わし、浮気相手と別れる旨を約束してもらいましょう。
私的な用件で一切連絡をとらないことを約束して署名捺印してもらってください。
出来れば公正役場に届けて公正証書にしておらうと、公的な文章として認められます。
そして、「二度目は許さない」「次に浮気したら離婚するからね」としっかりお灸をすえてください。
単なる出来心で浮気した男性であれば、真摯に反省するはずです。
ただし、根っからの女好きや浮気心が捨てきれない男性は繰り返す可能性があります。
反省の色が見られない時にはちゃんと夫に制裁をしてやりましょう。
再構築する場合は浮気相手に慰謝料請求よりも念書を交わすといい
夫と離婚する場合は浮気相手に対しても慰謝料を請求するケースが多いですが、再構築する場合は女性にも浮気を認めさせ、念書を交わす方が効果的です。
こちらも二度と夫と私的な用事で交流を持たないことを約束させ、署名捺印してもらいましょう。
慰謝料の請求がなければ意外とスンナリ認めるはずです。
この際、「もし再度夫に近づいた場合」の罰則をつけると、抑止力が強く働きます。
あなたが直接交渉するのではなく、弁護士などに交渉を依頼するとより確実です。
違約金として通常の慰謝料程度の金額を設定し、こちらも公正証書として残しておくようにしましょう。
出張を偽って浮気旅行をする夫は旅行中に不貞の証拠を押さえて!
夫が出張と偽り、浮気相手と不倫旅行に行くのを黙って見送るのは大変つらいことです。
しかし、ここで会社に問い合わせたり、あなたが「浮気旅行に行かないで!」と言えば夫と以前のような生活を取り戻すことは難しくなります。
夫の社内での立場が悪くなったり、不貞の証拠が掴めなくなる可能性があるからです。
ここは我慢して旅行に行かせ、探偵に不貞の証拠を押さえてもらうのが適切です。
あなたは証拠を夫に見せ、浮気を認めさせて女性と別れることを約束させましょう。
万が一、夫が浮気を認めない場合や再構築が失敗しても不貞の証拠さえあれば、裁判でも勝つことができます。
離婚する場合や慰謝料請求をするにしても不貞の証拠があれば、あなたに有利に働きます。
夫が反省したら、あまりグチグチ言わず、温かい心で見守ってください。
今の生活を壊したくないのであれば、しつこく責めずに、新たな気持ちで夫に接することが大切ですね。