出来るだけ費用を抑えて浮気調査を探偵に依頼したいと思ったら、やはりピンポイントで日程を決めて調査をお願いするほうがいいのでしょうか?
今回はピンポイントで日程を決めて、1日だけ探偵に調査を依頼する際に注意したいことをまとめてみました。
目次
浮気調査は1日でも依頼を受けてくれるの?
探偵事務所によりますが、ほとんどのところで1日でも調査依頼を受け付けてもらえます。探偵の報酬形態は時給制がほとんどです。探偵に調査をしてもらった時間だけ支払いをすれば1日だけでも調査を受け付けてもらえます。
あなたがどこまでの調査を望むかによっては、ピンポイントで一日だけの調査は希望に添えないこともあります。
1日だけで証拠として足りないことも
単なる簡易調査(浮気をしている・ほかの女性と会っている事実を調べる)をしたい場合は、1日でも足りるかもしれません。ですが、裁判や慰謝料請求の際に必要になる『不貞の証拠(肉体関係があったと考えられる証拠)』を押さえたい時は、証拠として足りません。
1日だけの調査でも、ラブホテルに出入りしていれば不貞の証拠になります。しかし、1度だけ、1日だけでは法的な効力を持つ証拠としては乏しいといえるでしょう。
不貞行為は継続的に肉体関係がある事が重要なので、複数回の分の写真が必要になってきます。
ラブホテルに出入りする写真を2回以上抑えておくと、浮気の証拠としては万全だといえるでしょう。ですから、この場合は1日だけの調査では証拠としては不十分になります。
→「電話の通話履歴・着信履歴は浮気の証拠になりますか?」
→「浮気相手の家によく出入りしているのは浮気の証拠になりますか?」
浮気相手の住所や名前がわからないことも
浮気相手の女性に慰謝料を請求する場合などは、相手の住所・氏名、または職場などの連絡先を入手する必要があります。
慰謝料請求に際して、浮気相手に内容証明郵便を送付しなければならないからです。1日だけの浮気調査で全てが判明すれば良いのですが、困難だった時は別に素性調査を依頼しなくてはいけないかもしれません。
→「探偵は身辺調査で浮気相手の個人情報をどこまで特定できる?」
1日の浮気調査にかかる費用は8万円から25万円
探偵に依頼した時の調査費用は料金は時給×人員+経費できまります。
調査員が1人で行うのか、2人体制で行うのかで変わりますし、1日と言っても何時間調査を行うのかで主な調査料金が決まります。
調査の場所が近所なのか遠方なのかによっても異なります。浮気相手と夫が旅行で遠出をするといった場合には、尾行するための車両費(車やバイク等)やガソリン代などの経費がかかってきます。ラブホテルに入った場合、飲食店に入った場合も調査費用に含まれるのか、実費で請求されるかについても探偵事務所によって変わります。
一般社団法人日本調査業協会の調査結果によると、調査員2名で大体、1時間15,000円~20,000円程度の調査費用が相場です。
1日の調査をお願するとなると夜間だけで5時間、一日中となると12時間程度でしょう。着手金なども合わせると、8万円~25万円程度と考えてもらえばいいのではないでしょうか。時間単位ではなく、1日いくらで調査している探偵社もあります。
→「浮気調査の相場は?1日いくらかかるの?15万円は適正ですか?」
調査の日程を決めてピンポイントで依頼するメリット・デメリットは?
短期決戦である「ピンポイントで調査日程を決めて浮気調査」を希望している場合、どんなメリットやデメリットがあるのかを知っておくと便利です。
ピンポイント調査のメリットとは
なにより調査費用が安く済むのが最大のメリットです。
夫と浮気相手が会う日が判明もしくは確実に予測できる場合、数時間で夫の不貞の証拠を掴める可能性があります。なので、予算が少ない時にも、プロの調査で的確な証拠を短時間で入手できます。
ピンポイント調査のデメリットとは
あなたの予測が外れていた場合、ピンポイント調査は失敗に終わってしまいます。せっかく尾行や張り込みをしても、女性と会わない限り証拠をつかめません。
1日のみの調査依頼であれば、納得のいく結果が得られなくても報酬を払うことになります。また、夫があなたに隠しているのが浮気だけではない場合や、浮気相手が複数だった場合も調査としては不完全に終わります。
浮気相手が複数いるというケースも、1日だけの調査では不十分です。浮気相手が多ければ多いほど、離婚に際しての慰謝料の額に変動があります。変な話ですが、一人だけの調査で終了すれば、あなたが逆に損してしまうことも考えられます。
ピンポイント調査をしない方がいい人は?
ピンポイント調査をしない方がいい人は浮気が確実ではない人です。ギャンブルや風俗通いにハマっている夫は、浮気以外の行動も考えられるので浮気をする日程を限定することは難しくなります。
そして、浮気の証拠を抑えたいと思っている人も基本的にはピンポイント調査はお勧めしません。不貞を証明するためには1度ではなく継続性を証明するために3回分集めなければいけません。
離婚訴訟や慰謝料請求を目的している人には、1日だけの調査結果では不足する可能性が高くなります。
浮気相手が判明している、予測できる場合や、会う日時が決まっているパターンであれば、ピンポイント調査は有効になってきます。相手の顔写真などがあれば、もっと分かりやすいですよね。
あなたが夫の浮気に関してかなりの証拠を掴んでいるとしたら、ピンポイント調査はお勧めといえるでしょう。不貞の証拠までは必要ない、デート現場を抑えるだけでOKという方にも合う調査方法です。
浮気調査の日程はどうやって決めたらいい?
1日だけのワンポイント調査は100%浮気相手と会うという前提がなければ失敗します。まずは、夫の浮気に関して多くの情報を入手するところから始めましょう。
参考までに東京都心部での浮気調査のアンケートを見てみましょう。
浮気相手とは月に1度は会っている
浮気相手とは月に1~3回、週に1回と答えている人の合計は69%ほどになります。月に1度は最低でも浮気相手と会っているようですね。
浮気相手とのデートは5時間以内
浮気相手とのデートで一番多いのは5時間以内で総数は70.7%になります。いわゆるお泊りデートでもある6~8時間の人は全体で17.3%でした。
参考URL「https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSMyNjk4OCM4NzczNyMyNjk4OF8xXzFHYzZVWkdKOFIucGRm.pdf」
浮気している日を特定するためにはどうすればいい?
日記は数か月、克明に帰宅時間や家に戻ってきた時の様子を記しておきます。帰宅が遅い時間帯や曜日、香水の匂いがするなどの情報、機嫌がいい日、悪い日が目の付け所です。普段と違うと違和感を感じた日と時間帯を記録しましょう。
他にもケータイやパソコンのメールを見ると次に会う予定が分かることもあります。ただし、無理やりロックを解除するのは夫婦でもプライバシーの侵害に当たります。その場合は夫の手帳など無理をしない程度に夫の予定を抑えましょう。
そうすることで、浮気相手といつあっているのかパターンが出てきます。普段帰りが遅い曜日が決まっているなら、その日に浮気をしている可能性が高くなりますし、メールから次に会う予定が分かればその日にピンポイント調査をお願いしてもいいでしょう。
日程が変更になる場合はキャンセル料はかかるの?
調査日程が決定していたにも関わらず、変に問い詰めて夫に勘付かれて日程をずらされた、夫が体調不良で入院したなどのトラブル発生!という時はどうなるのでしょう。日程変更を余儀なくされた場合はキャンセル料はかかるのでしょうか?
これも探偵事務所によって異なりますが、予定日とキャンセルした日が近ければ近いほどキャンセル料は高くなります。あなたの調査のために人員や機材の確保などをしているので、ある程度のキャンセル料は必要になるはずです。調査費用の10%から20%程度はかかるかもしれません。
ただし、日程変更や延期の場合は、調査を中止するキャンセルとは若干異なるはずです。やむを得ない事情や、予定変更などがあった際の急な日程の変更などに発生するキャンセル料についても、予め説明を受けるようにしましょう。
依頼から調査までの流れは?
1、夫の行動を調査する
夫の行動が怪しい、浮気しているかも?と感じ、いろいろ探ってみたところ、どうやら浮気は確実にしていることをあなたが察知します。ある程度の証拠や確実に会う日時が予想できる場合は、1日だけのピンポイントの浮気調査も可能です。
2、探偵に電話相談
どこの探偵事務所でも、電話での無料相談を行っています。まずは、あなたは勇気を出して探偵社に電話を掛けましょう。ある程度の証拠や日時の把握が出来ることを伝えて、1日のみの調査が可能かどうかを確認します。1社だけでなく、数社に見積もってもらうといいでしょう。
3、事務所を訪問して面談
信頼が出来そう、予算に合うと思った探偵事務所があれば、直接会って再度相談します。この時、面倒でも相手の事務所まで出向き、業務を実際に行っているかどうか、事務所がちゃんとあるかどうかの確認をしてください。事務所に呼びたがらない探偵社は信用が出来ないことが多く、トラブルが発生しやすいようです。
夫の個人情報や、あなたが知りえた証拠などを持参し、1日のみの調査が可能かどうか打ち合わせをします。予算や調査方法、調査内容の確認をしてお互いに合意すれば契約書を交わします。契約書も交わさずに調査に入るのは『探偵業法』で禁止されています。また、事前に重要事項確認書の説明を受けましょう。
その後契約をして予定の日にちに浮気調査をしてもらうことになります。
浮気調査を依頼するタイミングは何日前?
調査するには予め、調査員の確保や機材の準備が必要です。最低でも1週間から10日前には契約を完了しておくようにします。急な依頼は準備不足で満足のいく結果を得られなかったり、精密な機材が足りずに失敗する可能性が高くなります。
何かの理由で「今日、夫が浮気するようだ」「女性と会うらしい」と当日の浮気の調査を依頼する方も中にはいるようですが、お勧めは出来ません。当日の依頼では、ターゲットになる夫の情報や浮気相手の情報、証拠の信憑性の確認も、ままならないからです。ただでさえ浮気をされて動揺しているのに、悪質探偵からしたら急いで契約したがっているあなたはカモにされることもあります。
調査内容の確認や予算、方法などの打ち合わせも必要ですし、契約書を交わしてから調査に入るまでの時間がかかります。当日、浮気調査を依頼して即刻の調査はできるだけ避けたいですね。
ただ、あなたが焦っている気持ちもわかります。当日に依頼するために探偵に相談してみてもいいですが、夫はまた浮気をします。先のことをちゃんと考えるなら、今はグッとこらえて次に浮気をする時に証拠を抑えてもらいましょう。
1日だけの浮気調査は事前の念入りな準備が必要!
1日だけ、日程をピンポイントで決めての浮気調査も出来ることが分かりました。ただし、いつ会うか、どこで会うか等の確実な情報がなければ、確実性の薄い調査方法になります。
あなたが夫の浮気相手が誰なのかを知っている時や、夫の行動をほぼ把握しているのであれば、安い費用で1日だけの浮気調査が可能です。しかし、離婚調停や裁判、慰謝料請求などに有利に働く不貞の証拠を確実に得るには、難しい場合もあるようです。
あとで慰謝料請求や離婚裁判などにも有利な証拠を得たいのであれば、1日だけの調査は不向きといえるかもしれません。まずは、あなたが望む調査内容などを探偵に相談してみてはいかがでしょうか。より良いアドバイスが貰えるかもしれません。