夫がどうやら浮気しているみたい!探偵に浮気調査をお願いしたいけど、見積もりより請求金額が高くなって困ったというケースが続出しているという話も聞きますね。予算オーバーをしたらどうしよう、トラブルになるのは困ると二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。
追加料金の請求などに関するトラブルにはどんなものがあるのか?また、請求金額が高くなるのを未然に防ぐ方法について考えてみたいと思います。
目次
追加料金は何に発生しているの?
離婚や慰謝料請求を考えて、夫の浮気調査を探偵に依頼する人も増加傾向にあります。しかし、それに伴って様々なトラブルが発生しているという噂も聞きます。中でも特に心配なのは、金銭に関する問題なのではないでしょうか。
浮気調査にかかる追加費用って、一体何に発生しているのか疑問ですね。
通常、探偵の費用は時間課金制で、調査員の数、調査する日にち、調査する時間、経費によって費用が決まります。
調査料金=(調査員の数×調査日数×調査時間)+経費
追加料金は『調査員の数が増える』、『調査する日にちが増える』、『調査する時間が増える』、『経費が余計にかかる』場合に発生します。
調査員の数が増える
つまり、予想外のハプニングなどでターゲット(夫)を見失いそうな時に調査員を1名もしくは2名増やすことが考えられます。
大抵、尾行するときの調査員は2名です。1人では見失ってしまうことがあるので2名で調査をする探偵社が多いです。
調査する日数が増える
依頼者は不貞の証拠が押さえたいのですが、なかなか不貞の証拠が取れないケースも追加料金がかかります。
夫と浮気相手がラブホテルに行く写真を抑えてほしいと探偵にお願いした時に、なかなかラブホテルに行かず普通のお買い物デートばかりといった際にもホテルに行く日まで追加で調査をするケースがあります。
調査時間が増える
尾行の際に予想外の出来事が起こると、調査時間が伸びて追加料金がかかります。浮気調査はターゲット(あなたの夫)の行動を先読みして計画を立てて調査を始めます。ですが、すべてが予想通り行動してくれるとは限りません。
毎週金曜日の仕事が終わる5時から家に帰ってくる11時ごろまで尾行を依頼していたとしましょう。いつもなら、深夜帰宅するはずが、泊まりで朝帰りになるということもあります。
不貞の証拠をおさえるためにはラブホテルに入る写真と出てくる写真が必要なので、追加で張り込みをしないといけません。その際には調査時間が増えることがあります。
他にもこの時間帯に夫と浮気相手が会うはずだったのに、残業などが理由で時間がずれ込んでしまったなんて時も追加料金がかかります。
経費が余計に掛かる
調査員が夫と浮気相手の尾行をするにあたり、交通費やガソリン代、飲食店に入った際の飲食費などにも追加料金が発生します。
また、近所のラブホテルに行くのかと予想していたのが、不倫旅行で電車や飛行機を使って遠出してしまった場合も交通費や宿泊費として、追加料金がかかることになります。
浮気調査にかかる経費の内訳は?
浮気調査の経費としては次のようなものが該当します。『交通費』『燃料費』『高速代』『飲食費』『宿泊費』『通信費』『対象店に出入りの際の飲食費・入場料』などが挙げられます。
つまり、夫が浮気相手とテーマパークなどに入場した際は、調査員も一緒に入場して尾行を続けることになります。これらの費用はすべて経費として算出されることになります。
経費はこちら負担なの?別払いなの?
どこまでの経費が見積もりに含まれるのか、あとで別払い負担しなければいけないかは探偵社によって変わります。なので調査費用の見積もりを取るときには自分で確認してなくてはいけません。
見積もりが多少高く感じても、ほとんどの経費込の金額なのか、見積もりが激安でも経費はすべて別払いなのかを確かめる必要があります。
車両費は見積もりに含まれているけど、燃料費や高速代は別途料金などの細かい規定が各探偵事務所にあります。
目先の安さにだけ飛びつくと、あとで調査費以上の経費が請求されることも考えられます。まずはしっかり話を聞いて、疑問点が解決できるような探偵を選びたいものです。
→「探偵によって見積もりが違う!料金の差はどこから来ているの?」
特殊機材を使ったら経費はたくさんかかる?
特殊機材に関しては経費は見積もりに含まれているでしょう。
夜に浮気相手とラブホテルに出入りしている写真を抑えようとしたら暗くて、スマホのカメラや素人が使うようなカメラでは証拠をとることができません。
顔がぼやけていると、言い逃れされる原因になるので、慰謝料請求や離婚に使える証拠を抑えたかったら画像や動画は明瞭でなければいけません。
暗い場所であれば赤外線カメラなどをつかって証拠写真を抑える必要が出てきますが、ほとんどの場合、見積もり費用に特殊機材の費用も含まれていることが多いので安心しても良いでしょう。
ただし、特殊機材はリースの探偵もあるようです。個人経営の探偵ではリースの可能性がでてきます。できるだけ規模の大きい法人の探偵だと機材の使用料を多くとられることはないでしょう。
単身赴任中などの浮気調査で遠方に行く場合は出張経費がかかる?
だらしない夫なのに単身赴任先へ行くと綺麗に部屋が整頓されている、帰省が急に減ったという時は現地での浮気も考えられます。遠方に浮気調査に行ってもらう場合は、出張経費はかかるのでしょうか?
離れて暮らしている夫の浮気調査は、やはり飛行機代、宿泊費など出張経費がかさむ傾向にあります。不貞行為の証拠がとれたとしても、浮気相手の特定が困難な場合は2度、3度と現地へ向かわねばならないことも考えられます。やはり普通の調査と比較すると遠方へ行くとなると、経費は高額になる可能性が高いでしょう。
遠方の場合は全国規模の大手探偵社に依頼するといいでしょう。例えば東京の調査員が飛行機を使って現地に行くよりも、地元にある系列社の調査員が調べる方が必要な経費は少なくて済みますよね。
現地に近いところに支社があれば最も近い場所にいる調査員を派遣することができて、調査費用を抑えることができます。遠方の夫を調査する場合は大手の探偵事務所に相談すると比較的安くできるでしょう。
探偵の追加料金にまつわるトラブル
浮気調査を探偵に依頼した時に発生する、追加料金に関連するトラブルや水増し請求が多々あります。
事例を参考にして見ていきましょう。
勝手な期間延長による追加料金
浮気の調査が始まったのはいいのですが、なかなか証拠を掴めなかったら追加で調査をお願いすることになりますよね。通常であれば、調査期間や時間の延長をしたほうが良い場合、必ずあなたに連絡を取り、許可を受けてから行動をします。
しかし、依頼者は浮気調査に同行することができないので、探偵が本当に尾行をしているのか知ることはできないですよね。
こちらの意思に反して勝手に調査期間を延長して追加料金を請求する探偵、浮気の証拠が取れているのに取れていないと騙してお金をとる悪質な探偵がいます。
中にはいろいろな理由をつけて勝手に期間や時間を延長して、その分の費用を後で上乗せして請求するケースが後を絶ちません。
見積もりの調査費用が経費抜き
あなたが浮気調査を探偵にお願いする場合、必ず見積もりをしてから契約という段階を踏んでから調査を依頼します。
いくつかの探偵社に見積もりを出す時には、調査料金に目がいくと思います。一番安い費用で調査してくれる探偵を選んでしまいがちですよね。ですが、そこに大きな落とし穴はないでしょうか。調査するにあたり、調査料金と調査にかかる経費を別にして見積もりを出す探偵社もあります。
経費込の調査費用なのか、経費抜きの調査費用か、確認はしていますか?浮気調査の見積もりは安かったのに、経費が大きくて請求されたときの金額は高額になってしまうというケースも頻発しているので、経費については注意が必要です。
見積もりより請求金額が高かったら払わなくていいの?
探偵業界は見積もりよりも高い金額が請求されて、トラブルに発生する事態が後をたちません。
見積もりより高かったとはいえ、払わなくていいという問題ではありません。ですが、悪徳業者の場合はいかにもあなたが得をできるかのように契約させてきます。
法外に見積もりよりも水増しされたかもしれないと感じた場合は『消費者センター』などへ相談すると解決の糸口をつかむことが出来るかもしれません。
トラブルを未然に防ぐためには、事前にあなたが知っておく必要があります。契約する前に納得のいく話し合いもせず、安いから依頼した、すぐに調査してもらいたいから依頼した・・では後にトラブルが発生する率が格段に上がってしまいます。
トラブルを避けるためにも、契約するときには何を聞いておくといいのか知っておきましょう。
請求金額が高くならないように、契約時に聞いておくといいこと
ひとたび契約書を交わすと、それは法的な効力を発生させます。つまり、ちゃんと読まないで適当に契約すると、あとで「こんなはすでは無かった」と泣く羽目に陥る可能性があります。
特に調査費用は決して安くありませんので、お金に関しての部分は特にしっかりと目を通しておきましょう。
『経過報告があるか』、『諸経費、追加払いの有無』、『調査のキャンセル、失敗した時の返金制度』の3つについて契約時に質問をしましょう。
『経過報告があるか』
期間延長、時間延長が必要なケースも、調査の都合上、全く発生しないとは断言できません。ただ、勝手に行われるのはルール違反です。なので期間延長に必要になっても対応できるように経過報告の有無について聞いておきましょう。
あなたが自分自身の判断で延長を許可すれば、きっと納得のいく結果になるでしょう。ですから、調査する当日は必ず探偵と連絡が取れる環境でいる必要があります。
「仕事中で連絡がつかなかった」、「移動中で電源を落としていたので電話に出れなかった」というのは避けたいもの。調査当日は万全を期して、連絡を密に受ける体制を整えておくと、勝手に調査期間の延長という事態は避けることができます。
『諸経費、追加払いの有無』
経費込みの見積もりなのか、追加料金が発生する場合はどんな状況なのか必ず聞いておきましょう。
経費はどの程度かかるのか、どれくらい上乗せが考えられるのかを、面倒くさがらずに親切に説明してくれるかどうかもチェックポイントです。
また、相談するときには必ず予算を伝え、これ以上は出せないと正直に話して、あなたにあったプランで見積りしてもらいましょう。
中には初期費用が掛かり割高に感じるかもしれませんが、経費も込みで一切費用の上乗せがないという大手探偵事務所もあります。
『調査のキャンセル、失敗した時の返金制度』
浮気調査には必ずという言葉はありません。
浮気調査が失敗した時には返金してもらえるのか、調査よりも早く終わったら調査しなかった分の費用を返してもらえるのかは聞いておくといいでしょう。
他にも調査する日程が変更になった時の違約金、浮気調査のキャンセル料の有無についても聞いておきましょう。
→「浮気調査の解約、日程変更にキャンセル料はかかるの?」
調査方法はこちらで指定できるの?
経費が掛かるなら、勝手に期間を延長されたくないから、こちらで具体的に調査方法を指定できないかと思う人もいるでしょう。
基本的には私たちが想像する以上に様々な手法をこらすプロの探偵の調査方法には、あまり口を挟まない方がベターです。
ですが、どのように調査をしていくのか、予め聞いておくと費用に関しても納得できる結果になると思います。
ほとんどの探偵は、どういうように調査して、このように尾行します・・という説明を前もってしてくれます。その際に希望があれば伝えて、対応できることであればしてくれるでしょう。
先払いは後で追加請求されるから危険?
色々調べていくと成功報酬型や後払いといった支払い方式の探偵社もありますが、先払い制の探偵事務所がほとんどです。
先払いだと水増し請求されるから危険と思うかもしれません。ですが、先払いな理由は探偵社側の都合も絡んできます。なぜならば、夫が浮気をしていないという調査結果に対して、納得がいかず費用の支払いをしない利用者などがいるからです。
先払い制だからといって、危険な探偵事務所であるとはいえません。むしろ後払いだと言いながら着手金を請求してきたり、成功報酬といいながら調査費用を請求するトラブルもあります。
追加料金を請求されないためには契約前に納得のいく説明を受けることが大切!
勝手に調査期間を延長されたり、莫大な経費が上乗せされて追加料金が発生しないためには、契約前の確認が重要です。
どんな疑問も遠慮せず、納得いくまでは契約しないという姿勢が大切と言えるでしょう。「早く調査しないと浮気が判明しない」などと焦らせる業者と契約するのはNGです。
経費や特殊機材の使用にどれくらいのお金がかかるのか、人員の追加はどんな場面で必要なのかを把握しておくといいかもしれません。
また、調査日は探偵とこまめに連絡が取れる状況に準備を整えると、何かと指示しやすいといえるでしょう。
追加料金を請求されないためには、やはり契約前に費用面について納得できる内容かどうかを確認することが重要です。まずは1社に依頼せず、数社に相談してみると相場や会社による相違点が見えてくるでしょう。