「もう我慢できない!予算が少なくても浮気調査はできるの?」
探偵に浮気調査を依頼している人って、数十万円~100万円とお金をかけているようなイメージがあります。
では、経済的な余裕がなければ浮気調査は出来ないのでしょうか?予算がなくても、夫の浮気に悩んでいる人もいるでしょう。
特にお子さんが小さかったり、様々な理由で専業主婦だった場合は、予算が20万円程度しかない・・なんてこともありますよね。
今回は20万円の予算で探偵に浮気調査をお願いできるかどうかについて考えてみたいと思います。
目次
浮気調査の最低金額っていくらくらい?
探偵業協会のアンケート結果によると、調査費用や車両代、交通費、機材費を含めた1時間の費用は調査員2名で20,000円から25,000円が最も多いということです。安いところでは調査員2名で15,000円から20,000円という探偵社が一般的です。勿論、もっと安いところも、高いところもあります。
調査時間を平日に絞ることができれば、浮気の状況にもよりますが、1日の浮気調査の平均は大体10万円前後というのが良心的な探偵事務所の相場です。
時間課金制の探偵社であれば、この費用に時間を掛け合わせると大体の調査料金が計算できます。おおよそ浮気調査は1日辺り6時間程度かかります。
浮気相手とのデートしている時間はとある探偵社のアンケートでは3~5時間程度だと言われています。この数字は平日に仕事が終わるのが7時だとしたら、そこから浮気相手と11時までデートして1時間程度かけて帰宅するまでで、調査時間は6時間になります。
1日の浮気調査では調査費用が調査員2名で1時間2万円だとしたら6時間で12万円かかります。お泊りになるともっと調査時間が伸びるので、調査費用も掛かることになります。
夫が8時に仕事が終わって11時までデートしているとしたら調査費用は8万円程度です。
1日だけのピンポイント調査で浮気調査が完了した場合は、10万円未満で済むこともあります。土日の1日デートの場合は1日で15万から20万円程度の調査費用が掛かるでしょう。
→「浮気調査の相場は?1日いくらかかるの?15万円は適正ですか?」
専業主婦で探偵を雇った人に聞きたい!費用はどこから捻出してるの?
専業主婦で経済的な余裕もなく、どこから探偵費用を捻出したら良いの?と困っている方も多いようです。貯金に手をつけてしまうと、夫に後で「返せ!」と言われたらどうしよう・・なんて悩んでしまいがちですよね。
万が一離婚することになっても、あなたが貯金を崩して浮気調査の費用を捻出したものは『家計費』と考えられます。つまり、慰謝料や財産分与に影響するものではなく、夫婦の共通の貯蓄から捻出しても問題はありません。あなたの生活の維持や権利を維持するために探偵に浮気の調査を依頼するので、個人的な趣味にお金を使ったのとは趣旨が異なります。
また、個人的な貯金や親族にお金を借りた場合などは、慰謝料請求時に一緒に浮気調査費用を含めて請求するのが一般的なようです。クレジットカードで分割した場合も同様ですね。捻出の仕方はそれぞれですが、夫婦の生活費や貯蓄から使っても構わないと考えられます。
予算内で浮気調査をしてくれる所ってあるの?
浮気調査関係の口コミなどを見ると、「予算以上の費用を請求された」等というものも多くあります。予算内で浮気調査をするのは、そもそも不可能なことなのでしょうか?
浮気調査の料金というのは、調査員の人件費などの他に、経費や雑費などが含まれます。予算内で浮気調査を完了したい場合は、必ず経費や雑費込の金額で提示してくれる探偵を選ぶべきです。
時間課金制の調査で、「調査員1人1時間で○千円です」と言われたとします。ですが「経費は後で全て実費で払ってもらいます」という探偵の場合、最期にいくら請求がくるか分かりません。
「自家用車では追えなかったのでタクシーを使いました」、「浮気相手の女性とバーに入店したので、私たちも入店し、怪しまれないように飲食しました」と言われれば、それはすべてあなたへ請求されることになります。
予算が決まっている場合は、経費や雑費も込みの料金を提示する探偵に依頼しましょう。そして、恥ずかしがらずに予算を伝え、この範囲で最大級に出来る調査の計画を立ててもらうことが大切ですね。
予算がオーバーした請求が来ないようにするためには?
浮気調査の費用をオーバーさせないためには、やはり契約前に「予算以上のお金は支払えない」ことを担当者に伝えることが大切です。そして重要なのが、必ずその旨を書面に残すこと!後から言った、言わないの水掛け論に発展させないためにも契約書などに記載してもらってから締結するようにしましょう。
→「探偵に頼んで勝手に追加料金を請求されない?水増し請求を防ぎたい!」
20万円で浮気調査!どこまでできる?
100万円、200万円という調査料金を請求されることもあるという探偵による浮気調査。もちろん、「そんなお金なんかどこにもないわ!」と言う人も多くいるはずです。かといって、お金がないからと言って夫の浮気を我慢するなんてナンセンスな話です。
では「予算が20万円、それ以上の支払いは無理!」という人の場合は、どこまでの浮気調査が出来るのでしょうか?費用の見当がつかない成功報酬制ではなく、時間課金制の探偵に浮気調査を依頼した時はどうなるかを考えてみましょう。
一人1時間8,000円で浮気調査をしてくれる探偵でシミュレーション!
日本探偵業協会によると、調査員二人で1時間の調査料金が20,000円から25,000円が35%、15,000円から20,000円未満が28%、10,000円から15,000円未満が24%という浮気調査料金の平均値が出ています。
大手の良心的な探偵事務所の場合、調査員1人で1時間8,000円程度の調査料金を算出しているところもありますね。
調査員1人8,000円といいますが、基本的に浮気調査は単独行動では行われません。例えば長時間の張り込み中に調査員が数分間トイレに行った隙に、あなたの夫に逃げられてしまう危険性もあります。最低でも二人以上の調査員を使って浮気調査をします。
ということを考えた場合、ひとつの調査に調査員二人必要とすると、1時間16,000円は最低限かかります。
20万円の予算を単純計算で割ったとしたら、約12.5時間の調査が可能になります。ただし、ここには車両代、燃料代、交通費、出張代、報告書作成費などの諸経費は含まれないこともあります。
数千円から数万円の諸経費はかかることを考えておくといいでしょう。
探偵によっては全て諸経費込みの価格で調査員一人の調査料を算出しているところもあります。予算が厳しい場合は諸経費込で計算できる料金課金制の探偵を選ぶと安心です。
予算が限られている時には経費の上限を設けて、「これ以上経費はかけない」ということを予め決めておくと良いでしょう。
1度で浮気相手と過ごす時間はどれくらい?
20万円の予算で浮気調査をした場合、限られた16時間をどのように有効活用すべきでしょうか?まずは1度のデートで浮気相手と過ごす時間がどれくらいなのかを知る必要がありますね。
浮気や不倫経験のある男性300人にアンケートを取ったところ、1度のデートで使う時間が3~5時間という結果が最も多いという発表がありました。いわゆるお泊りデートは意外と少ないようで、ほとんどがラブホテルの休憩時間を利用しているようです。間を取って平均すると4時間程度がデート時間と考えられます。
また、デートの頻度は月に2~3回程度という答えが一番多く、次いで月に1度、多い人では1週間に3~4回会うという人もいます。あなたの夫の浮気の頻度によって調査をする日程を組むようにしたいものです。
何日分の浮気調査が出来るの?
12.5時間を4時間で割ると、最大で3日程度の浮気調査が可能です。(諸経費込で一人8,000円の場合)この調査日すべてに浮気の証拠を掴むことが出来れば、かなりあなたに有利な展開に働くはずです。
調査できる日が限られているので、夫の動向をしっかり監視し、ピンポイントで浮気する日を予想して調査する必要があります。
ただ、夫が浮気相手といつ会うのか全く分からない状況での浮気調査では、20万円という予算では不貞の証拠を抑えるとなると厳しい場合があります。
不貞の証拠ってなに?
「浮気の証拠」と聞けば、あなたは何を予想するでしょうか?女性とキスしたり、二人で居酒屋でデートしている写真やビデオだと思うかもしれません。
もちろん、これも夫の浮気の証拠には違いありませんが、離婚裁判や慰謝料請求には有効な証拠とは言えません。
離婚に関する調停や裁判、慰謝料請求で有利となるためには、タダの浮気の証拠ではなく確実に肉体関係があったと推定される「不貞の証拠」を抑えねばなりません。
残念ながらキスの画像だけでは肉体関係があったとは立証されないのが現実です。
不貞の証拠とされるのは『ラブホテルへ出入りしているが明瞭な画像や動画』、『浮気相手の家に3回以上出入りしている明瞭な画像や動画』、『本人が肉体関係があったことを認める音声や書面』などに限定されます。でも、「浮気相手の家になんて1度行っただけでも黒でしょ!」とあなたは思うかもしれません。
これは、「送っていってお茶をして帰っただけ」「体調が悪かったので看病しただけ」等という言い逃れをさせないために、複数回分の証拠を抑えなくてはいけません。
ラブホテルは肉体関係を結ぶ場所という認識があるので、1度の証拠写真で十分に立証されます。
ですが、浮気相手の家への出入りは3回以上・・つまり浮気調査をしても夫が浮気をしない日があったりすると証拠を抑えきれないことになってしまいます。
低予算で不貞の証拠を確実につかむためにはどうしたらいい?
低予算で確実に浮気の証拠を掴むためには、あなたの下調べが重要になってきます。
夫の動向を把握するために日記を書いたり、自家用車や自宅などの夫婦共通の財産にボイスレコーダーを仕掛けるなどして、会う日を断定できるようにしましょう。
ですが、ロックしている夫のケータイやパソコンをパスワードを解析して盗み見るのは法律違反になります。
同じように夫のバッグなどにボイスレコーダーを仕込むのもプライバシーの侵害になってしまいます。無理をせず、法に触れない形で何とか情報を得るようにしましょう。
→「浮気調査は日程を決めてピンポイントで探偵に依頼した方がいい理由」
夫と共通の口座からバレずに浮気調査の料金を捻出する方法
銀行口座がひとつで、夫と共通のものしか持っていない場合、例えば20万円というお金が一気に無くなれば夫にバレてしまいそう・・と心配している人もいるでしょう。
やはり確実な証拠を掴むためには、夫に浮気調査していることを知られるのはご法度です。では、どうやって捻出すればいいでしょうか?
親に借りる
お金を借りられる肉親がいれば借りるというのも有効です。不貞の証拠があれば慰謝料や財産分与がありますし、浮気調査料も慰謝料に含めて請求することが可能です。
慰謝料や財産分与の平均額は200~300万円といいますので、お金を返すのはさほど難しくはありません。でも、肉親に心配かけたくない、相談できないという場合はどうしたらいいでしょうか。
クレジットカードでの分割払い
大手の探偵事務所ではクレジットカードを利用した分割払いにも対応しています。前払い制のところもありますが、後払いや分割払いも可能な探偵も最近では増えています。
相談すれば対応してくれますので必ず交渉してみましょう。探偵側も不貞の証拠が掴めると慰謝料が入ることが分かっているので、簡単に対応してくれるはずです。
そして、必ず契約書にも分割払いで支払う旨を明記してもらうようにしましょう。口約束だけではなく契約書に盛り込んでもらうことが大切です。
少ない予算でも浮気調査は可能!ただし、あなたの事前の証拠集めが重要です!
20万円程度の少ない予算でも、探偵に依頼して浮気調査や不貞の証拠を掴むことは十分可能です。ただし、ピンポイントに確実に浮気する日を抑えて調査する必要があります。
予算がたっぷりあれば、全調査を探偵に丸投げできます。でも、そうではない場合、あなたの事前の証拠集めがどれだけ出来ているか・・ということがカギになります。探偵に日時を指定して尾行してもらい、不貞の証拠の画像や動画を撮影してもらえば、必ず予算内に収まるはずです。
お金がないから浮気調査が出来ない、探偵に依頼できない・・と泣き寝入りするのはNGです。自分で出来る証拠探しや夫の動向を監視すれば、低予算でも不貞の証拠や浮気の事実を掴むことは十分可能なはずです。
まずは、「予算が少ない、でも不貞の証拠を押さえたい」ということを探偵に伝え、見積もりを取ったり、アドバイスを貰うのも良い手段といえるでしょう。